1 事業内容
子どもの基礎学力の向上に必要とされている「基本的生活習慣の定着」に係る主体的・具体的な取り組みや啓発活動を、鳥取県PTA協議会と連携して実施することにより、子どもの基礎学力向上を促進する。<学力向上支援教育枠予算>
○実施主体(委託先) 鳥取県PTA協議会
○委託期間 1年間
○事業実施期間 平成21年度から3年間
【委託事業内容】
(1)企画推進委員会の開催 40千円
ア 開催回数 年4回
イ 委員構成 15人程度
(県PTA協議会代表者、郡市小中PTA)
ウ 内容 ○事業内容の企画、推進方法の検討
○モデル事業実施PTAの連絡調整
○事業全体の評価及び報告書の作成
(2)基本的生活習慣定着モデル事業の実施 304千円
ア 実施主体 5小中学校区PTA
イ 内容
○生活実態や家庭教育に関する調査の実施
○校区の実態に応じた具体的な実践活動の展開
例:朝食を食べよう運動、食生活を見直そう運動、あいさつ運動、家族の会話促進運動
○課題についての小地域研修会の開催
○啓発広報活動
○事業全体の評価及び報告書の作成
(3)家庭教育フォーラムの開催 692千円
2 追加要求額 1,036千円
3 追加要求理由(目的)
子どもを取り巻くさまざまな課題に対して、家庭の教育力の向上が求められている。
また、平成14〜18年度に県教委が実施した基礎学力調査や平成20年度全国学力調査の結果から、子どもの基礎学力向上には基本的生活習慣の定着が必要であることが明らかになった。
子どもの生活に一番身近にいる保護者と教職員で組織するPTAが、子どもの望ましい基本的生活習慣の定着とそのために親として果たすべき役割について理解し、主体的・具体的な取組や啓発活動を行うことにより子どもの基礎学力の向上を促進する。
4 背景
(1)平成14〜18年度に県教委が実施した基礎学力調査の結果から、子どもの基礎学力向上には、基本的生活習慣の定着が必要であることが明らかになった。
(2)平成16〜18年県委託事業「みんなで取り組む子ども育成事業」として、「家庭教育推進事業」を4中学校区と米子市PTA連合会で実施。基本的生活習慣の定着の必要性について理解を深め、問題解決に向けて共通理解を図り、具体的な実践を推進。
(3)平成20年度全国学力調査・学習状況調査結果から、基本的生活習慣と学力の間には相関関係があり、学校・家庭・地域が連携した取組の必要性が再認識された。