○オガ粉は、従来、県内製材工場だけではまかなえず、県外大手製材工場からの入荷が多かったが、経済状況の悪化から、全国的に建築着工数が減少し、製材工場の加工量も減少、それに伴い入手自体が困難となっている。
○オガ粉は、畜舎で家畜の敷料、排泄物の処理に使用されており、現状のままでは、排泄物が畜舎外の河川等に流出する事故の恐れもあり、早急な供給量の確保が求められている。
○冬季には、雪が吹き込むため、乾燥に必要な大量のオガ粉を必要とするが、例年、同時期の製材工場の加工量は減少することから、畜産農家はさらにオガ粉が入手困難状況となるため、この時期に補正対応が必要である。
○間伐材の残材(枝葉、根株)は、従来林野に放置されており、その利活用の方法が模索されていたが、オガ粉製造により、事業の新規開拓が図れる。