現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成21年度予算 の 水産振興局の大型クラゲ緊急対策事業
平成21年度予算
9月補正予算 一般事業  部長要求      支出科目  款:農林水産業費 項:水産業費 目:水産業振興費
事業名:

大型クラゲ緊急対策事業

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水産振興局 水産課 漁業振興担当  

電話番号:0857-26-7317  E-mail:suisan@pref.tottori.jp

トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト(A+B) 従事人役
既査定額 0千円 0千円 0千円 0.0人
補正要求額 32,245千円 2,486千円 34,731千円 0.3人
32,245千円 2,486千円 34,731千円 0.3人

事業費

要求額:32,245千円    財源:単県  (要求額の内訳)  復活:1,625千円  追加:30,620千円

部長査定:一部計上   計上額:30,620千円

事業内容

1 事業概要

今年大量来遊が予測される大型クラゲによる漁業被害防止・軽減のため、漁協が行う網改良及び洋上駆除について補助をする。

2 事業の内容

1、漁具改良に要する費用の補助(復活要求)
    • 漁協が、大型クラゲ対策として網を改良する費用を補助する。
    • 今回の補正で補助要件に該当するのは、浦富の定置網のみ。
    • 全漁連の認定を受けていない漁具については、県は、全漁連の認定を受けることができるよう積極的に支援する。
    <補助制度>
      @事業主体 鳥取県内の漁業協同組合
      A補助対象 全漁連が認定する漁具の改良に係る経費
      B補助率3/4 (国1/2、県1/4、漁協1/4)
      C補助条件 国の助成を受けた場合に限る。
    <H21要求額>
       総事業費 6,500千円、 県助成額 1,625千円 

    2、洋上駆除への補助(新規・追加要求)
    水産庁事業で洋上駆除を行っているが、国から漁協へ割り当てられた事業費だけでは9月末までしか対応できない。
    10月以降も駆除事業を継続して行えるよう、県が支援をする。

    ○「鳥取県版駆除網」でのチャレンジ
    • 全漁連認定の駆除網は、5トン規模の漁船には重く、作業の負担が大きい。そこで、鳥取県の漁協が工夫・軽量化した「鳥取県版駆除網」での駆除にチャレンジ。
    • 効果があれば全漁連の認定委員会へ提案し、国の補助を受けることができるよう、県は漁協を支援する。

    ○小型底びき船での駆除の必要性〜漁業者同士の協力〜
    • 駆除網を用いての洋上駆除は、小型底びき船を用いるのが一番適している。(馬力、網を巻きあげるトロールウインチの搭載)
    • 小型底びき船を利用して、県沿岸海域のあらゆる漁場周辺の駆除を行い、県内全ての漁業者の大型クラゲによる被害を最小限に留める。
<補助制度>
 @事業主体 鳥取県内の漁業協同組合
 A補助対象 駆除網の購入費用、用船料  
 B補助率   駆除網購入:10/10 用船料:定額
<H21要求額>
 総事業費  30,620千円

<経費の内訳>
 @軽量駆除網の作成費補助
  1,300千円×5ヶ統=6,500千円
  (県漁協:3ヶ統、田後漁協:1ヶ統、赤碕町漁協:1ヶ統)
 A用船料
  (ア)小型底びき船を利用しての洋上駆除(1回8時間)
    90千円×6隻(1ヶ統2隻×県内3箇所)×44回
                          =23,760千円
  (66隻内訳:県漁協56隻、田後漁協4隻、赤碕町漁協6隻)
  (イ)定置網漁場での洋上駆除(1回4時間)
    45千円×8回=360千円

課長査定結果と復活・追加要求の理由

<課長査定結果「ゼロ」>(漁具改良)
    次の観点から県が助成を行う理由及び効果が不明です。
    ・前回の新規設置の際は県が助成をしていないのに、今回の更新において県が助成すること。
    ・今回の助成により網を改良しても、最もクラゲが多くなる今夏の対策に間に合わないこと。
    なお、国補助の支援が受けれない漁業者もおられることなので、県としての支援方法を全体として再度検討してください。

    <復活・追加理由>
    ・漁具改良への補助は、水産庁事業として平成17年度から開始されており、平成18年度に県漁協が補助を受けている。今回はその更新にあたるが、近年の燃油高騰及び環境の変化等により、漁業経営が非常に厳しい状況にあることから、県も追加支援していく必要がある。(定置網は、11月下旬から4月初旬まで陸にあげ、このときに網の修理・改良をするため、今回の9月補正で対応が可能。)
    ・なお、課長査定以降、国の支援が十分でない部分について、漁協等から改めて聞き取りを行った上で、洋上駆除への県補助など、新たな支援を検討し、追加要求を行った。

<参考>

1、改良漁具補助の概要
 今回の補正で、「国の補助を受ける」という補助条件に適合するもので要望があったのは、定置網のみ。
 ○鳥取県内では、定置網は浦富、御来屋に設置。
 ○御来屋では漁業者からの改良網実施の要望がなかったため、浦富のみで実施。

 <改良網の概要(浦富定置)〜大目垣網〜>
  *魚は垣網を見て、それを避けるため定置網へ入る。
   *大型クラゲは海流にのって漂うため、垣網の大目箇所を抜ける。
 *この他様々な網種について、全漁連の認定を受けることができるよう、県は漁協を支援をする。

2、洋上駆除補助の概要
 
 @小型底びき船を使用しての洋上駆除
  2隻の小型底びき船が1組となり、特殊な駆除網をひいて大型クラゲを切断してゆく方法。

A定置網漁場での洋上駆除
 定置網に入った大型クラゲをカマのようなもので殺傷し、網の外へ出す方法。


財政課処理欄

 
 洋上駆除助成については、大型クラゲの緊急対策及び「鳥取県版駆除網」の認定に向けた実験として今年度限りとします。
 漁具改良助成は、前回の新規購入の際は県が助成を行っていないことから、今回の更新において県が助成する必要性がないと考えます。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
既査定額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
復活要求額 1,625 0 0 0 0 0 0 0 1,625
追加要求額 30,620 0 0 0 0 0 0 0 30,620
保留・復活・追加 要求額 32,245 0 0 0 0 0 0 0 32,245
要求総額 32,245 0 0 0 0 0 0 0 32,245

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 30,620 30,620 0 0 0 0 0 0 0
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0