直流給電について
・太陽光発電で発電された直流電流は、家庭で使う際に、あるいは、電力会社に売電する際に、直流→交流に変換しているが10%程度の変換ロスが発生
→直流で電気機器に給電し,直流から交流への変換を減らして変換ロスを低減しようとする「直流給電」が注目されている。
→県内企業からも、直流給電関連機器に開発意欲を示す企業も出はじめ、一部の企業では実際に製品開発にも取り組んでいるところ。
※安全性の確保や具体的な開発試験環境が未整備なため、開発に躊躇しているのが現状
<最近のトピックス>
・シャープ、TDK等は、「CEATEC JAPAN 2008」(H20.9.30〜H20.10.4)において、太陽電池と蓄電池を組み合わせ,直流で家庭内に給電する「直流ハウス」のコンセプトを発表
・パナソニック電工は,直流と交流の両方を給電できるハイブリッド給電盤を2010年に市販することを発表するなど、家庭用の直流給電システムの開発を強化
・東北大学は、NECトーキン、住友商事,積水ハウスなどとともに、太陽電池で発電した直流の電力を2次電池に直接蓄電し,その蓄電した電力を直流のまま家電に給電する実証試験を実施