1 事業概要
留置人の増加に伴う留置管理業務の増大に対応するため、留置管理に付随する業務を行う非常勤職員を、鳥取・倉吉・米子警察署に配置する。
2 留置管理業務
留置管理業務は被留置者の適正な処遇を図りながら被留置者の逃亡、罪証隠滅、自殺等の事故防止のための監視・警戒等を行う業務
※問題点
・留置人の増加に伴い、被留置者の衣類の洗濯、留置場内の清掃、食事の配膳・回収等の雑務が、監視・警戒業務を圧迫し、これに起因する留置事故の危険性が増加
3 非常勤職員の配置状況
○鳥取・倉吉・米子署各1名配置(平成18年4月)
○鳥取・米子署各1名増員配置(平成19年4月) 合計:5名
4 効 果
適正な留置管理業務の確保
・留置担当の警察官は、監視・警戒等の本来の業務に専念できる。
・被留置者への公平かつ迅速な対応が可能となり、処遇上の適正を図ることができる。
5 非常勤職員が行う主な業務
業務種別 | 主な業務内容 |
受付業務 | ○接見・差入れ申込みの受付、留置担当者への引継
○差入れ・宅下げ・自弁購入物品の点検補助(衣類のボタン・紐類の点検、除去等) |
物品の保管・管理 | ○自弁購入希望の取りまとめ、購入
○差入れ・自弁購入物品の整理
○書籍類のピン抜き、廃棄依頼品の処分
(雑誌等の留め金を紙紐に取り替え等)
○書籍の点検補助
(書き込みの有無を確認し、通謀の未然防止) |
食事支給等の補助 | ○食事の配膳、湯茶・調味料・自弁購入品の支給
○食事容器・コップ類の回収、洗浄 |
留置場内の清掃等 | ○留置場内の清掃(通路、浴室、運動場、洗面場等)
○入浴準備、入浴後の片づけ |
洗濯・乾燥等 | ○衣類等の洗濯・乾燥・仕分け
○布団・シーツ類の乾燥、整理等 |
6 所要経費
非常勤職員5名分の人件費 11,059千円(11,047千円)
研修会出席旅費 19千円(19千円)
消耗品 86千円(0円)
※( )内は前年度当初予算額