１ 事業概要
○環日本海経済活動促進協議会会員をはじめとする地元企業や新規航路等の情報について、ロシア向けにより効果的で実効性のある情報発信を行うため、ロシア側の手法に合わせた日露間ビジネス専用サイトを創設・運用しようとする協議会へ助成(拡充)するもの（補助率：９／１０）。
○本年度当初事業にて環日本海経済活動促進協議会への補助事業とした協議会WEB創設事業では、協議会活動のＰＲ及び対露ビジネス情報の蓄積を目的とした内容であったため、今回、ロシア向けにビジネス商材の情報発信及び初動対応に関する内容を拡充、追加する。
○環日本海経済活動促進協議会会員企業等の日露間ビジネスに関する情報発信、WEBを通じた照会等への迅速な初期対応を可能にすることにより、ロシアでの自社製品の市場性把握など初期投資のリスク低減をはかり、同時に航路を活用した対露ビジネスへ取り組む企業の裾野拡大を図る。
２ 事業内容
環日本海経済活動促進協議会（ロシアビジネスサポートセンター)が取り組む以下の事業に対して助成を行う。
○ロシア向けビジネスWEBサイトの制作
○WEBサイトの更新管理の徹底
単なる一過性のロシア語情報のWEB掲載でなく、製品情報並びにビジネス情報の常時更新、SEO対策（インターネット検索した場合に上位に表示させるための対策）を行い、常に企業の最新情報をロシア語で、ロシア側に目のつきやすい効果的な形で掲載する。
○WEBを通じた照会、問い合わせ等への初期対応
WEBへのロシア側からの問い合わせに対し、協議会（ビジネスサポートセンター）が取引可能企業の是非を含めた照会情報のフィルタリングを行った上で、情報掲載企業に繋ぎ、商談初期の連絡調整等のフォローアップ体制を構築する。
＜ロシア向けビジネスWEBサイト案＞
| 言 語 | ロシア語、日本語 |
| 内 容 | １ 企業情報発信及び製品のニーズ把握、ロシア側関心分野の適切な把握が可能なデータベースを構築
２ 日露ビジネス関連情報の掲載
３ 新規航路に関する情報 |
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| SEO対策 | ロシア専用ドメイン取得、ヤンデックス等ロシア検索サイト対策を行う。 |
| その他 | 観光情報、鳥取県情報などを随時追加 |
３ 背景及び目的
（１）境港から東海、ウラジオストクを結ぶ定期貨客船就航が本年６月に予定。就航後の境港への安定した寄港のためには、境港で取扱う貨物を早期に確保することが重要。
（２）日本国内から韓国向けの航路は本航路の他にも利便性の高い航路が数多く存在しており、積荷確保に際しては、競合航路の少ないロシア向け積荷、商材の確保、開拓並びに他港からの既存荷物の集荷など幅広い地域からの集荷が鍵となる。
（３）日露間の物流を扱う企業等に対して国内及びロシアにて幅広く航路の利用、ビジネスマッチを進めて行くには、まず最初にロシア側の手法に即した形でWEB（ホームページ）を活用した地域商材等の情報発信を実施する事が地元企業の初期段階でのリスク回避、費用対効果、ロシア側のニーズや市場性把握等の面で効果的と認識。
（４）個々の企業がロシアとのビジネス基盤が無い中で、直接これらロシア向け情報発信に取り組む事は費用対効果の面で困難であることから、環日本海経済活動促進協議会が一体となって取り組むもの。
（５）県として、新規航路の安定した荷の確保など貿易の活性化を重点施策として取り組むこととしており、その一環として協議会事業に対し助成しようとするもの。
４ 事業経費
鳥取県境港対岸ビジネス創出支援補助金 ８，３００千円
（ビジネスサポートセンター設置運営事業の拡充（県9/10補助））
【内訳】
ロシア商材情報発信WEBサイト制作・運営委託料 7,800千円
環日本海経済活動促進協議会付帯事務費 500千円