1 事業概要
県営住宅内におけるコミュニティの創出及び明るい県営住宅づくりを目的として、希望する県営住宅に対し、入居者相互の協力により花を管理していただくことを条件として、県が必要最小限の花の苗等を提供する取組みを実施する。この取組みを通して、県営住宅内におけるコミュニティの創出等についてのきっかけづくりを行う。
2 要求内容
金額:10千円×14団地(中部管内県直轄団地)=140千円
内訳:花の苗及びプランター等の購入費
3 現状・背景
・県営住宅入居者から寄せられる相談内容について、県営住宅内におけるコミュニティの不足が原因となったものが多いとの特徴がある。
・母子父子世帯及び高齢者世帯等を対象とした優先入居制度の定着により、入居者の世帯構成に偏りが生じている事例や県営住宅内において世代間の交流が希薄になっている事例が見受けられる。
・県営住宅内におけるコミュニティの創出にあたっては、入居者自身による自主的な取組みが必要であるが、低所得者向け賃貸住宅という県営住宅の性格上、ある程度の費用を伴う取組みを入居者自身が実施することについて考慮が必要である。また、入居者との協働・連携により、コミュニティの創出等についてさらなる効果が期待出来る。
・低コストで実施が可能な取組みとして、入居者への視覚的な効果等が期待出来る「花を用いた取組み」が考えられる。
・平成20年度にこの取組みをモデル的に実施した結果、コミュニティの創出等について一定の効果があったところ。