自然石活用ストーンバンク事業
1.事業内容及び所要経費
ヤード整備 1,500千円
石材使用工事 1,500千円
(小河川での根固工に使用)
2.事業の目的、背景
資源のリサイクルが求められている現状において、現場から発生する自然石材を有効利用し、環境にやさしい「多自然型川づくり」をよりいっそう推進していきたい。
河川工事等の残土は、利用可能な石材も含めて土砂と一緒に盛り土として処分しており、貴重な資源を有効利用するためのストックヤード整備が必要である。
このため、朝鍋ダムの空地をストックヤードとして整備し、併せて仮置きしてある残土から自然石を分別集積することで、自然石の有効利用の促進をはかる。
3.事業概要
朝鍋ダムに、石材の一時仮置きを可能とするストックヤードの整備を行とともに、仮置残土の自然石分別集積を行う。
また、河床低下の著しい川や、小河川護岸が洗掘を受けている危険箇所に、自然石を使用した根固めをおこなう。
4.事業効果
護岸洗掘箇所に根固材として利用することで、災害を未然に防止し施設の延命化をはかるとともに、水性動植物に配慮した構造にできる。
- 護岸の石積材として利用し、自然に配慮した景観形成の推進をはかる。
- 自然石材を主に購入に依存している現況において、現場発生材の有効利用により、大幅にコスト縮減をはかることができる。