これまでの取組と成果
これまでの取組状況
<政策目標>
日野郡における諸課題に関する住民の意見を幅広に聴取し、県政に反映させる。併せて、ホームページの適時更新及び内容の充実に努める。これにより、将来ビジョンの実現を郡民と協働・連携して行う。
<取組>
会議開催状況
第1期開催状況(平成14年10月〜平成16年12月)
本会議10回、分科会8回、視察1回、委員と各町長との意見交換会 1回
第2期開催状況(平成17年1月〜平成18年7月)
本会議7回、視察1回
第3期開催状況(平成18年7月〜平成20年7月)
本会議9回、委員学習会4回、運営委員会13回、視察1回、
日野高校との意見交換会1回
第4期開催状況(平成20年7月〜現在)
本会議6回(うち1回流会)、運営委員会8回、委員活動報告会1回
<成果>
会議で出された意見を反映した主な事業例
○「地域が育む河川環境保全事業」(平成15年度〜)
平成15年度所独自の事業として創設し、平成17年度から全県化対象の事業に拡大した。
○「地域指導主事(教育関係)」の日野郡配置(平成17年度〜平成19年度)
平成20年度からは各町対応となった。
○日野総合事務所県民局に自然公園等の振興をワンストップ的に対応する係を創設
(平成19・20年度)→ 平成21年度は、発展的に改組した。
○「日野いきいきツーリズム事業」(平成20年度〜)
ふるさとの魅力を活かした地域づくりをするために所独自の事業として創設した。
○こども医療相談窓口の設置(平成21年2月〜)
小児科医や救急医療機関の負担軽減、小児を抱えた保護者等の安心感を確保するために設置された。
○県会計規則で規定していた「債権・債務者登録(変更)申請書」の名称変更(平成21年4月〜)
県民等が行う申請内容の実態と整合させるため、申請書面の名称を「振込口座等登録(変更)申請書」に名称変更された。
○【日野モデル】つつじの里リフレッシュ事業(平成21年度〜)
日野町の観光の起点でもある滝山公園の再整備を図るため、平成21年度から事業化となった。
これまでの取組に対する評価
<評価>
郡民会議の影響
(1)地域の人材育成
郡民会議は、議論の結果が県政へ反映されるのみならず、委員個人の地域の行政・政治への理解向上にもつながっており、委員経験者が町議会議員に選出されたり、農業委員に選任されるなど、地域の担い手やリーダーに成長している。
(2)地域からの情報収集等
委員は、会議前に地域住民から発言してほしい意見等の情報を収集し、会議に臨んでいる。
また、地域住民に対しては、郡民会議での議論の内容や結果を報告している。
<改善点>
設置当初から比べての変化
(1)散発的な意見から深まりのある議論へ
設置当初に比べ、単なる行政への要望や苦情といった意見が減少し、例えば、農業についての事前学習後に「日野郡の米や野菜の振興」といったテーマをしぼった議論を進めることにより、具体的な施策を検討する場となってきた。
(2)会議の運営方法の改善
委員の主体的な運営を図るため、第3期会議から各町2名ずつの委員で構成する運営委員会が設置された。これにより、委員が主体となって会議運営するという意識が高まっている。
(3)会議で出た意見の取扱いについて
会議から出た意見で県の回答が約束事項(中長期的に対応していくもの)となった意見について、第4期会議から新データベースによりその約束についての対応が完結するまで県内部で管理を行うこととした。
工程表との関連
関連する政策内容
日野郡民の行政参画の推進及び効果的な公聴・広報による地域との協働・連携強化
関連する政策目標
日野郡における諸課題に関する住民の意見を幅広に聴取し、県政に反映させる。併せて、ホームページの適時更新及び内容の充実に努める。これにより、将来ビジョンの実現を郡民と協働・連携して行う。