これまでの取組と成果
これまでの取組状況
1 手話サークル等への助成
手話に興味や関心のある方は、手話サークル等により、自主的に手話技術の習得に励んだり、聴覚障がいのある方々とも関わり、活動を行っている。県としては、手話通訳者が増えるように、養成を行っているが、県民の方が草の根的に活動しているサークル等への活動支援は、できていない。
2 手話通訳者設置事業
(団体派遣業務)
県の事業として実施している団体派遣は、県が主催のイベントや広域的なイベントにおける手話通訳者のうち1名分の経費を認めている。
本来、主催者側が派遣経費を全額負担すべきところではあるが、聴覚障がい者が社会参加を行うために十分なサービスを受けることができる環境整備をする必要があることから団体派遣を実施している。
(コーディネート業務)
手話通訳者等の派遣については、派遣先において、技術的に適任である手話通訳者等を見極め派遣調整を行っている。
これまでの取組に対する評価
1 手話サークル等への助成
手話サークル等に活動支援を行うことにより、手話に興味や関心を持つ方や、手話ができる方が増え、聴覚障がいの特性や支援に対する理解も促進される。更には、手話通訳者、手話奉仕員として活動する人材の確保が期待でき、ユニバーサルな社会への実現につながる。
2 手話通訳者設置事業
(団体派遣業務)
聴覚障がい者に対する理解が進み、研修会や会議においても年々手話通訳の派遣ニーズが増えてきていることから、前年度からの伸び率を勘案し、派遣増となる人役を増加する必要がある。
(コーディネート業務)
・派遣業務の増加とともに、手話通訳者等の日程調整や依頼先との打合せ等のコーディネート業務が増加している。
・派遣先が必要とする手話技術のある職員を的確に判断するためには、熟練した手話技術のある職員がコーディネートする必要がある。
・主催者に対し、イベントなどにおける手話通訳の必要性について、啓発するなど聴覚障がい者理解促進にも努めているため、会議や研修においても手話通訳の派遣ニーズが増え、ユニバーサルな社会への実現に貢献している。