○自己負担額軽減
助成制度受給者の負担軽減のため、自己負担限度額が次のように軽減される制度改正がなされることとなり、これに伴う差額分を追加で要求。
現行 | → | 改正後 |
下位所得者=1万円
中間所得者=3万円
上位所得者=5万円 | 下位所得者=1万円
中間所得者=1万円
上位所得者=2万円 |
<医療費(扶助費)>
中間所得者差額 20,000円/月×785名(累計)=15,700千円
上位所得者差額 30,000円/月×306名(累計)= 9,180千円
合計 24,880千円
○核酸アナログ製剤を助成対象に追加
B型慢性肝炎に対する核酸アナログ製剤は、肝炎ウィルスの根治を目的とした治療でないため、これまで助成対象外であったが、この度、助成対象として新たに追加されることとなった。
推計対象人数195名分の医療費及び事務費を追加で要求。
<医療費(扶助費)>
32,500円/年×195名=6,338千円
<事務費(委託料)>
対象者増加に伴う事務費 312千円
※平成21年度の助成人数に対する事務費の割合を用いて按分
(補足説明)
厚生労働省は、助成対象者を全国で4万1千人と推計。さらに都道府県人口割合により、鳥取県の推計対象者を195名と推計。
また、医療費についても、約32,500円/人と試算している。
○本医療費助成制度の2回目利用を条件付きで認める
本助成制度は、これまで生涯1回のみ利用可能とされていたが、2回目利用についても条件付で認められることとなった。
ただし、現段階において、助成対象者や助成範囲が未確定であり、厚生労働省においても特段の予算措置はなされていないことから、現時点での要求は行わない。
この度(12月24日)厚生労働省より、平成22年4月に予定されている制度改正の概要が示されたことから、制度改正により必要となる費用について追加で要求するものです。
(1)改正の3つポイント
・ 自己負担額軽減(原則1万円。ただし上位者所得者は2万円)
・ B型慢性肝炎に対する核酸アナログ製剤を助成対象に追加
・ 本医療費助成制度の2回目利用を条件付きで認める
(2)開始時期
平成22年度より開始される予定
(3)具体的な手続きについて
現段階では未確定。(現在、厚生労働省にて検討中)