1事業内容
地域医療に貢献する人材育成と地域医療の発展のため地域医療の実践と研究、教育を行うとともに、地域医療を志す医師を支援することを目的に鳥取大学が設置する地域医療学講座に寄附を行う。
2復活要求内容
要求額 21,650千円
(経費内訳)
○人件費 13,000千円
(准教授10,000千円/2、助教8,000千円×2/2)
※10月〜3月分として50%で算定
○研究費 8,650千円
(内訳)
・設備備品費 4,500千円(パソコン、机、椅子、教材備品費)
・旅費 1,700千円(学会出席旅費等)
・図書購入費 800千円
・消耗品費 800千円(ソフト、メモリー、紙等)
・光熱水費 350千円(※10月〜3月分として50%で算定)
・印刷製本費 300千円(報告書作成等)
・通信費 200千円
<地域医療学講座の概要>
(1)目的
・地域医療に貢献する人材育成と地域医療の発展のために地域医療の実践と研究、教育を行う。
・地域医療を志す医師の支援を行う。
(2)業務
@教育
・地域医療に関する講義、臨床実習および、地域枠の学生に対するプログラムの立案・実施に中心的役割を担う。
・他の臨床講座や社会医学講座、行政等と連携し、地域の医療機関、教育関連病院における実習教育においてコーディネーター的役割を果たす。
A診療
・実習教育に関連する地域の医療機関での総合内科診療、健康管理支援を行う。
スタッフを地域の医療機関に派遣し、日常診療支援と地域医療実習を行う。
B研究
・地域のニーズに即した地域医療に関する研究(地域医療体制、臨床疫学調査
・研究、地域医療体制、地域医療教育、人材育成)を行い、その研究成果を普及し、地域医療の向上に寄与する。
(3)人員体制
・教授1名
・准教授または講師1名
・助教1名
・特任准教授または講師1名
・特任助教2名
・事務職員1名
3課長査定結果
ゼロ ⇒ 事業内容の精度を高める必要があります。
4復活要求理由
地域医療学講座の教授等スタッフの人選が終わっていないことから、現在の計画書では、講座の内容が詰まりきっていない面がある。
しかしながら、県の寄附に係る予算が未確定では人選もできない。
講座の内容は、人選が終わり次第、提示していただくこととする。
5背景・効果
【背景】
(1)カリキュラムの変更
医学教育モデル・コア・カリキュラムの平成19年度改訂版に新たに地域医療と地域医療実習が追加された。
(2)地域医療への関心の高まり
地域住民の疾病治療に加えて、その予防、健康維持・増進のための活動を行う地域医療への関心が高まっている。
これに伴い、医学生等の地域医療に対する関心も高まっているが鳥取大学医学部には、これに対応する講座は開設されていない。
【効果】
・地域ニーズに即した地域医療に関する研究から得られる研究成果の普及による地域医療の発展
たとえば、住民検診から得られるデータから疾病の地域的な要因を分析
疾病構造を分析
↓
予防対策の確立
・地域医療に従事する人材の育成
臓器別の講座では対応しきれない地域医療を志す医師の所属する講座(教室)ができることによる
地域医療に従事する医師の定着
(想定)地域枠卒業医師、自治医大卒業医師など
・専門性を持ちながら幅広い診療に対応する総合医の育成
・地域枠の医学生に対するプログラムの立案・実施による地域医療を志す医学生へのフォロー
・実習教育に関連する地域の医療機関での総合内科診療、健康管理支援