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平成22年度予算
当初予算 一般事業  課長要求      支出科目  款:商工費 項:商業費 目:貿易振興費
事業名:

対岸ビジネス体制支援事業

将来ビジョン関連事業(ひらく/人、物、情報の大交流新時代)

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商工労働部 経済通商総室 通商物流室  

電話番号:0857-26-7661  E-mail:keizaitsusho@pref.tottori.jp

トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
22年度当初予算額(最終) 24,000千円 11,295千円 35,295千円 1.4人 0.0人 0.0人
22年度当初予算要求額 46,806千円 11,295千円 58,101千円 1.4人 0.0人 0.0人
21年度当初予算額 54,625千円 5,801千円 60,426千円 0.7人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:46,806千円  (前年度予算額 54,625千円)  財源:単県 

課長査定:一部計上   計上額:24,000千円

事業内容

1 事業概要

○日露間のビジネス創出に関し、最大の課題であるロシア側有力企業の開拓、関係醸成を行うため、地元企業等との商談会等ビジネスマッチングへの支援をおこなう。

    ○また、海外進出に関心を有する企業に対し、環日本海定期貨客船航路を利用したウラジオストク経由での的確な物流提案をおこなって行くため、市場調査及び輸送実験をおこなう。

2 事業内容

(1)ビジネスマッチング支援事業<新規> 12,720千円 → ゼロ
  日露双方のビジネスサポートセンター、WEBを通じて得られたロシア側有力企業等との商談機会を設置し、日露間のビジネス創出を図る。
 【概 要】
  ロシア人招聘:有力企業との直接的な商談設置、地方行政府幹部受入による人脈形成。企業延べ5社(各社3名)、地方行政関係者(20名)の受入を実施。
  関係企業訪露:国内保護政策の強いロシアにおいて、ニーズの強い農業技術などをロシアに提供し資材等の輸出による物流を確保するための企業への支援及びロシア企業の招聘による商談を踏まえ、より具体的な商談を実施する企業の現地での円滑な商談サポートを実施する。

(2)対岸ビジネス体制支援事業<継続(組替)> 24,000千円 
  境港航路を活用して新たなビジネスに取り組む企業等に対するサポートを通じ、新規輸出貨物の確保とスムーズな事業展開を支援するとともに、境港の輸出入機能強化を図る。
 【概 要】
  境港輸出入拠点化支援補助金:ハード整備事業1件、ソフト事業2件(補助率2/3)
<想定>
自動車部品をロシアへ供給するための自動車解体工場の設置

(3)ビジネスマーケット開拓調査事業<新規> 10,086千円  → ゼロ
  ロシア極東地域を対象とした市場規模だけでは、環日本海定期貨客船航路の貨物量増加が望めない中、企業側に対し、航路を利用したより大きな消費地への物流提案のため、シベリア鉄道沿線に位置する100万都市の市場、物流に関する調査を実施する。
 【概 要】
  シベリア鉄道沿線市場調査:ウラル山脈以東を環日本海定期貨客船航路を活用した物流での競争力を有する範囲と位置づけ、日本製品の販売状況、市場価格、市場規模、輸送に関する期間やコストに関する調査を実施する(ノヴォシビルスク/139万人、エカテリンブルク/133万人、オムスク/113万人、クラスノヤススク/93万人)。

3 背景及び目的

○環日本海定期貨客船航路の安定運航に向けた取扱貨物の早期確保の必要性
○対露ビジネス成功に不可欠なロシア側ビジネスパートナーの開拓を継続する必要性がある
○ウラジオストク、ハバロフスク等ロシア極東地域だけでは市場規模的に限界がある
○他県が参入していないロシア有力市場へのアプローチをおこなって行く必要がある

4 事業経費

(1)事業別経費
  @ビジネスマッチング支援事業  12,720千円→ ゼロ
  A対岸ビジネス体制支援事業   24,000千円
  Bビジネスマーケット開拓調査事業10,086千円→ ゼロ

(2)経費別内訳
  @鳥取県境港輸出入拠点化支援補助金(県2/3補助) 24,000千円
  Aビジネスマーケット開拓調査委託 6,000千円 → ゼロ
  B旅費(普通旅費、特別旅費)   7,650千円 → ゼロ
  Bその他標準事務費(枠外)    9,156千円 → ゼロ

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

<目標>
・有力なロシア側輸入者との協力関係構築による取引ルート形成
・航路を活用した日露間取引における課題、問題点の抽出
・日露ビジネス取引の成功事例の創出

<これまでの取組>
・ロシア企業等招聘、受入による商談機会の創出
・ロシア側地方行政府関係者、ロシア大使館、ロシア通商代表部との協力関係醸成
・梨、スイカ等生鮮物のトライアル輸出
・ロシアとの取引ノウハウが不足している地域企業サポート体制の構築(境港ビジネスサポートセンター設置。WEB情報発信及びウラジオストクサポートセンター設置(手続中))
・境港を活用した輸出入環境整備への助成(小ロット鮮度輸送環境整備)
・環日本海経済活動促進協議会の立ちあげによる民間取引意識の醸成支援

<現時点での達成度>
・有力なロシア側輸入者の発掘に至っておらず、取引ルートが未確定。
・トライアル輸出により、日露間取引の各種問題点が徐々に明らかになりつつある。
・ロシア政府関係者等との関係醸成等、ビジネスを進めて行く上での人脈形成が進んでいる。
・具体的な成功取引事例の創出に至っていない。
・境港ビジネスサポートセンター設置により、徐々に対露ビジネスへの関心企業が増加。

これまでの取組に対する評価

<自己分析>
・ロシア人招聘による地元企業との商談機会設置、ロシア側政府関係者等との協力関係醸成、境港ビジネスサポートセンター設置、生鮮物トライアル輸出等を通じ、ロシアとのビジネスへの関心を有する企業は徐々に増加しつつある。
・他方で実際の取引に際し、@複雑で煩雑な輸出・販売手続、A現地での品質管理体制の不備、B日露のビジネススタイルの相違、Cロシア語への対応などパートナー企業との意思疎通、関係醸成の困難さ、Dロシア極東市場規模の限界などの諸問題があり、企業へのサポートやフォローアップを実施しなければ、一筋縄には具体的な取引成立に至らない現状がある。
・このような中、境港ビジネスサポートセンターに加え、本年度補正事業にてビジネス創出初期に不可欠なWEBによる情報発信、現地でのサポートを実施するウラジオストクビジネスサポートセンターが設置されることにより、総合的な企業サポートが可能な体制が整うこととなり、各組織の密接な連携と有効活用を図っていく必要がある。
・今後、引き続き有力なロシア側輸入者の開拓を進めつつ、具体的な商取引に着実に結びつけていくための効率的なサポートを継続。具体的な成功取引事例創出により、対露ビジネス関心企業の更なる裾野拡大と境港への取引貨物の集約を進める。

<今年度の改善点>
・ロシア側での企業サポート体制を整備することにより、境港ビジネスサポートセンターと一体となった定期貨客船航路を活用した物流形成へのサポート体制を構築。
・商談機会を具体的な取引成立に繋げて行くためのサポート体制の構築
・ロシア大消費地進出への物流拠点としての足掛かりをウラジオストクに形成し、他県が取り組んでいない市場への参入を模索できる環境を整備。

工程表との関連

関連する政策内容

境港の物流拠点化

関連する政策目標

境港の取扱貨物量増加

財政課処理欄


 限られた財源と組織定数の中で、県内企業の北東アジア貿易に向けた対策を、官民一体となって如何に効率的・効果的に図っていくの
 か整理が必要であるため、日本との市場が成熟していないロシア貿易に対して県が直接販路開拓を行うことについては、現時点での
 計上を見送ります。

 したがって、境港輸出入拠点化支援補助金のみ計上します。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 54,625 0 0 0 0 0 0 0 54,625
要求額 46,806 0 0 0 0 0 0 0 46,806

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 24,000 0 0 0 0 0 0 0 24,000
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0