これまでの取組と成果
これまでの取組状況
これまでに以下のような取組を行った。
【情報受発信】
○催事出展しやすい環境づくり
アンテナショップに出向き、首都圏の消費者と接することでニーズを把握していただくことを目的に旅費の一部を支援するなど、催事出展しやすい環境を整備(40事業者・団体が出展(11/5現在))
○アンテナショップコーディネーターの配置
県内で販売商品・催事出展の掘り起こしや商品開発アドバイス等を行う人員を(社)鳥取県物産協会に1名配置(4/13〜)
○マスメディアを活用した情報発信
・雑誌、テレビ等で鳥取県の物産や観光の魅力を発信
・アンテナショップ1周年広告の掲出(8/25・日本海新聞)
アンテナショップの意義、役割、これまでの成果などについて県民及び事業者の方へPR
○アンテナショップ報告会の開催
アンテナショップで収集した情報を県内事業者に伝達する報告会を開催(9/25)
○島根県アンテナショップと共催したスタンプラリーの開催(7/1〜20)
○首都圏イベントへの出店
都内の商店街(戸越銀座商店街・新橋商店街)等が開催するイベントにアンテナショップが出店し、鳥取県産品をPR
【販路開拓】
○「チャレンジ商品コーナー」の設置
物販店舗内に「チャレンジ商品コーナー」を設置し、小規模事業者が作った商品や新商品等を販売(59事業者・125商品(11/5現在))
【店舗の魅力向上】
○ストックスペースの整備
東京ビジネスオフィス(アンテナショップ入居ビル3階)にアンテナショップストックスペースを整備(9/3〜)
○開店1周年記念キャンペーン(8/17〜9/12)の開催
○JR新橋駅出口に設置の周辺案内図への広告掲出
これまでの取組に対する評価
徐々にではあるが、以下のようなアンテナショップ効果が出てきており、今後も引き続き、機能強化の取組を進めていく必要がある。
【情報発信】
・オープン以降、全国放送のテレビ番組、雑誌等で多数取り上げられ、鳥取県産品の認知度向上、鳥取県のPRに寄与(計229件(11/5現在))
<主なもの>
テレビ番組:TBS「知っとこ」・「はなまるマーケット」、フジテレビ「めざましテレビ」・「とくダネ!」、日本テレビ「金曜サプライズ」
雑誌:週刊文春、家庭画報、サライ、日経トレンディ、東京ウォーカー、週刊朝日、東京カレンダー、クロワッサン
【情報受信】
・アンテナショップで収集した情報を県内事業者に伝達し、新商品開発や商品改良に取り組んだ事例が生まれた。
<事例>
新橋の会社員のニーズを反映したイカのおつまみの開発
首都圏の消費者の嗜好に合わせて塩らっきょう漬けの開発
持ち運びしやすい少量のパッケージの開発 など
【販路開拓】
・県産品約60商品(約30社)が、アンテナショップをきっかけに取り扱い決定又は商談中
<事例>
健康食品を中心に展開するネット通販に県内の健康食品の採用が決定
都内金融会社のギフト商品として、洋菓子の採用が決定
都内高級料理店で鳥取和牛・トトリコ豚・地酒・梨シャーベットの採用が決定
東京八重洲地下街のお店でお菓子、加工品などの取扱いが決定など
【地域活性化】
・産直野菜をアンテナショップに出荷している産地の皆さんが首都圏で評価されることで、新たな品目(イタリア野菜など)の栽培に取り組むなど、産地に活気をもたらしている。
【その他】
・県内の中高生が販売体験や地域のPRを行い、体験学習の場として活用(中学5校・高校2校)
→8/1〜3にアンテナショップで体験学習をした米子南高校の生徒が鳥取県生徒商業研究発表大会でその成果を発表し、優勝。9/19に開催された中国大会にも出場し、優秀賞を受賞
広報については情報発信担当者会議などで内容を吟味してください。事業の執行にあたっては庁内各課とよく連絡調整を行ってください。
催事出展者に対する旅費支援については、実績を元に金額を精査しました。費用対効果の高い催事を行うなど内容を精査し、分析しながら実施してください。
鳥取県の事業棚卸しにおいて「アンテナショップで得た情報や消費者の意見等が事業者へフィードバックされる仕組みの強化が必要ではないか。」との意見もあり、事業の必要性は認めますが、より良い実施方法の再検討をお願いします。
県産食材試食PR会の開催はふるさと雇用基金事業を活用してください。
「チャレンジ商品」の販売については2年度目ですので、制度利用を行った商品が定番化しているかどうかなど、効果をよく分析してください。
物流効率化モデル事業については、800万円もの費用をかけるだけの効果が本当にあるのかはっきりしません。この事業を行うことで、どのような効果があるのかをきちんと整理してください。