現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成22年度予算 の 福祉保健部の新歯科保健対策(8020運動)推進事業
平成22年度予算
当初予算 一般事業  課長要求      支出科目  款:衛生費 項:公衆衛生費 目:生活習慣病予防対策費
事業名:

新歯科保健対策(8020運動)推進事業

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福祉保健部 健康政策課 健康づくり文化創造担当  

電話番号:0857-26-7202  E-mail:kenkouseisaku@pref.tottori.jp

トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
22年度当初予算額(最終) 4,657千円 20,977千円 25,634千円 2.6人 0.0人 0.0人
22年度当初予算要求額 4,657千円 20,977千円 25,634千円 2.6人 0.0人 0.0人
21年度当初予算額 6,716千円 28,998千円 35,714千円 3.5人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:4,657千円  (前年度予算額 6,716千円)  財源:単県、国庫 

課長査定:計上   計上額:4,657千円

事業内容

1 8020運動推進事業【継続】

(1)8020運動推進協議会の開催(1回/年)

     歯科保健に携わる関係団体(歯科医師会、医師会、栄養士会、市長会、町村会、労働局他8団体)により、歯科保健の推進方策について検討する。(事務局:健康政策課、体育保健課等)
(2)地域歯科保健推進協議会の開催(2回/年×3福祉保健局)
     各圏域で地域の実情に即した歯科保健に関する具体的な施策を検討する。(各地区歯科医師会、市町村、保育協議会、養護教諭部会、産業保健推進センター、介護支援専門員連絡協議会等)
(3)歯の衛生週間相談事業(6月上旬、1回/年)
     歯の衛生週間(6月4日〜6月10日)に歯の衛生に関する正しい知識の普及啓発と歯科疾患の早期発見を目的に歯科健診・相談を実施する。(委託先:県歯科医師会)
(4)口腔衛生関係者研修会(8月、1回/年)
     子どもの歯科保健指導の充実を図ることを目的に歯科保健関係者(保育士、養護教諭等)を対象に研修会を開催する。
(5)8020運動普及啓発事業
    • よい歯(親子、高齢者)のコンクール表彰式の開催
    • 生涯を通じた歯科保健対策の推進に資する事業に係る経費の助成 (補助先:県歯科医師会)

2 歯っぴーマザー教室モデル事業【継続】

妊産婦の歯周疾患の防止を図るとともに歯科保健知識等の普及を図るため、産婦人科医院での母親教室に併せて妊産婦の歯科健診及び歯科保健教育等を実施。 委託先:社団法人鳥取県歯科医師会
協力医療機関:産婦人科診療所、歯科診療所 5か所ずつ

3 歯周疾患検診(健康増進事業)

※ 歯周疾患検診は、健康増進事業へ組替え、実施。
実施主体:市町村

4 【終了】8020推進員養成事業(H19〜H21)

終期による事業の終了。
鳥取県健康づくり文化創造プラン歯科保健分野の目標達成に向け、本県の重点課題である歯周病対策施策として、歯周病予防知識を普及する8020推進員を3年間にわたり養成。
H19〜H20 受講者数:158人 (修了者:127人)
H20 スキルアップコース受講者数:61名

要求内訳


事業区分

事業内訳

要求額

財源

(1)
8020運動推進事業
【継続】

ア 8020運動推進協議会(協1回、専2回):462千円
イ 地域歯科保健推進協議会(2回×3圏域):815千円
ウ 歯の衛生週間相談事業(委託):290千円
エ 口腔衛生関係者研修会(1回):30千円
オ 8020運動普及啓発事業(補助):814千円
●実施主体:県

2,411
(2,411)

単県
一部国庫1/2

(2)
歯っぴーマザー教室モデル事業  【継続】

歯科健診、歯科保健教育等の実施
 委託料:2,219千円(1,769)
 その他事務費:27千円(27)
●委託先:(社)県歯科医師会

2,246
(1,796)


国庫10/
10

(3)
歯周疾患検診(健康増進事業)
 【組替】

・ふしめ年齢者を対象に歯科健診の実施
●実施主体:市町村
※歯周疾患検診は、健康増進事業へ組替え、実施する。

0 (1,224)

国庫1/3

1/3

4)
8020推進員養成事業
【終了】

・養成コース:586千円
・スキルアップコース:60千円
 その他事務費:639千円
●実施主体:保健所(3圏域)

0
(1,285)

国庫10/
10



4,657 (6,716)

目的・背景

県民一人ひとりが生涯自分の歯でおいしく食べ、豊かな生活を送ることができるよう、鳥取県8020運動の目標(「健康づくり文化創造プラン(健康とっとり計画)」達成に向け、歯科保健対策の推進を図る。
    ※8020(はちまるにいまる)運動=80歳になっても自分の歯を20本以上保つ運動

・「国民医療費」統計によると、医療費は年々増加(H19,34兆円)しており、それに伴い人口一人あたりの国民医療費の負担が増し(H19,26.7万円)、国民所得の比率は、9.11%(前年8.87%)となっている。
・むし歯や歯周病等の歯科疾患は、有病率が非常に高く、多くの人にとって「身に覚えのある疾患」となっている。
有病者率:30歳代 むし歯,98.3%、歯周病,65.1%】出典:H17県民歯科疾患実態調査結果
傷病別通院率:1位,高血圧(男女)、2位,糖尿病(男)、腰痛症(女)、3位,歯の病気(男)、目の病気(女)、4位腰痛症(男)、歯の病気(女) 出典:H19国民生活基礎調査
・当県では、「80歳になっても自分の歯を20本以上保つ」ことを目的とした8020運動を、歯科医師会をはじめ各関係機関と連携しながら、生涯にわたって様々な歯科保健施策を実施している。
・過去に重点課題であった乳幼児期のう蝕(むし歯)は、ここ20年で順調に減少している。
3歳児むし歯罹患率 
    H1 = 64.8% [全国33位]、 H19=24.8% [全国11位]
・一方、生活習慣病の一つである歯周病は成人期から急増し、60歳代ですでに自分の歯が20本を下回っている。
【一人あたり平均歯の本数(本)】


H7

H12

H17

60歳代

18.4 

19.5

19.8

70歳代

10.7

13.0

12.9

80歳以上

4.9

7.4

9.0
 (出典:年度県民歯科疾患実態調査結果)

・そこで、本県では、成人期の歯周病予防を重点課題とし、歯の喪失予防のため、県民への歯科保健知識等の普及を図る必要がある。

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

〈政策目標〉
 県民の健康づくりの推進
  ・メタボリックシンドロームの該当者及び予備群の減
〈県民の歯科保健状況〉
平成17年度調査で、(1)子どものう蝕罹患率目標の未達成 (2)成人期から歯周病が急増 (3)歯科健診を受ける人の割合が少ない 等の課題が判明した。
近年は、特に、対策が必要と考えられる成人期の歯周病予防対策の取組を重点的に実施。

■H17以降歯科保健施策の主な取組■ 
  H7 〜   8020運動推進協議会(H9〜専門委員会)
  H9 〜   地域歯科保健推進協議会(各圏域) 
  H16〜18  県民歯科保健公開講座・・・(1)(2)(3) 
  H17〜21  歯周疾患検診健康増進事業・・・(2) 
  H18〜21  マウスガード着用モデル事業・・・歯の外傷予防
  H19     児童虐待等歯科対策推進事業・・・(1)
  H19〜21  強い歯つくるフッ化物洗口事業・・・(1)
  H19〜21  8020推進員養成事業・・・(2)(3)
  H20〜22  歯っぴーマザー教室モデル事業・・・(1)(2)(3)  

これまでの取組に対する評価

○8020運動推進協議会
 8020運動を生涯を通じた県民の歯科保健推進対策として、関係団体相互の緊密な連携を図りながら、総合的かつ効果的に運動を推進するために設置し、定期的に協議・検討を行っている。また、専門的事項を協議するために専門委員会を設置して、学識経験者等で構成する委員において専門的見地からも検討を行っている。これにより、本県の歯科保健対策の推進を図ることができた。(各種マニュアル・リーフレットの作成、児童虐待と歯科、スポーツ時の歯の外傷予防、妊娠期における歯周病予防対策等)

○地域歯科保健推進協議会
 各地域の実情に応じた課題を分析・検討し、地域の歯科保健対策の推進に貢献した。また、地域の歯科保健関係者の人材育成に必要な研修会を開催し、資質の向上が図れた。(研修会の企画・開催、むし歯予防フッ化物洗口、歯周病予防啓発、高齢者の口腔ケア・機能の向上等)

○歯っぴーマザー教室モデル事業
 県内において妊婦を対象とした歯科健診実施率は低く、妊産期の歯科保健対策の充実を図った。妊娠期は、歯周病が悪化しやすいことからその時期に受ける健康教育は有効であり、また、出産後は子どもを育てる親として、子どもの歯の健康を守る意識づけもできた。
 また、歯科診療所と産婦人科診療所の診診連携の体制づくりができた。(「妊産婦さんのお口の健康ガイド」リーフレット作成・活用)

○8020推進員養成事業
 本事業を実施することで一人ひとりの意識を高め、生涯を通じて正しい知識と自己管理の大切さについて啓発を図った。養成修了者の意識の向上、継続意欲を持ち続けるためスキルアップ研修、おたよりの発行等を実施した。(H19〜20、受講者数158名、修了者数:127人、スキルアップコース受講者:61名)

工程表との関連

関連する政策内容

県民の健康づくりの推進

関連する政策目標

メタボリックシンドロームの該当者及び予備群の減(20年度基準年として、5年以内に10%減)

財政課処理欄

 

 良い歯のコンクールについては、歯科医師会への委託を検討してください。

 国事業評価の結果を踏まえた国の予算措置状況により、国庫補助金が減額された場合は、歳入欠陥執行は認めません。
 

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 6,716 3,693 0 0 0 0 0 0 3,023
要求額 4,657 2,770 0 0 0 0 0 0 1,887

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 4,657 2,770 0 0 0 0 0 0 1,887
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0