これまでの取組と成果
これまでの取組状況
○救急医療情報システム
病院などの宿日直医や空床の情報をインターネット上で入力し、県民、医療関係者等が閲覧することができるシステムを運営している
・宿日直状況(県民等が閲覧)
・新聞等では対応が難しい急な変更に対応することができる
・音声読み上げ機能がつき、視覚障害者にも対応している
・空床情報(病院、診療所、消防局等が閲覧)
・救急時の搬送先を選ぶ際に活用
・救急病院から他の病院へ移送する際に活用
・地域の診療所が病院へ患者を紹介する際に活用
・「軽い病気やケガの場合」「入院治療を要するような重い病気やケガの場合」というインデックスによる振り分け
・すぐ病院に駆け込むのではなく、休日夜間急患センター等を案内
※二次、三次救急は県の役割であり、その二次、三次救急に役に立つシステムであるので、県が実施主体となり運営を行っている。
・搬送は消防局の業務であるが、救急の場合は圏域を越えた搬送も想定されるため、県内全体の空床情報を管理する必要がある。
・軽い病気やケガの場合に休日夜間急患センター等を案内することで、結果的に二次、 三次救急の負担を減らすことができる。
→このようなシステムを各市町村、各圏域で作成すると、使用する県民、消防局等に大変な不便が生じることとなる。
○福祉施設等情報公表システム(医療機能情報分)
県は、医療法に基づき、病院等に関する情報を容易に検索することができる機能を有するインターネットを活用し公表しなければならないとされており、システムを運営している。
これまでの取組に対する評価
○救急医療情報システム
・月間20,000件のアクセスがあり、県民への宿日直医の情報提供、救急搬送の際の選定先把握等に非常に役立っており、県民、医療関係者等にとって、必要不可欠なシステムとなっている。
※空床情報も非常に良く活用されており、中部地区では自発的に人工呼吸器台数を記載し病院選定に活用している。(これを受け西部地区でも同様な対応を行った。)
○福祉施設等情報公表システム(医療機能情報分)
・毎年度1回更新を更新する必要があり、概ね適切に更新されている。
・今年度中に診療科目名の改修を行う必要があり、準備を進めているところである。