目 的
大規模地震時に被災地の孤立を防ぎ、被災地の迅速な救援活動や緊急物資の輸送を行うルート(防災幹線道路ネットワーク)を確保するために、橋脚の倒壊や橋桁の落下が発生しないよう耐震補強を行う。
要求内容
これまでは、昭和55年の設計基準よりも古い基準で設計された防災幹線道路ネットワーク上の橋りょう(15m以上かつ2径間以上)について優先的に耐震補強を実施。(3箇年プログラム:H17〜H19)
- 対象となる86橋のうち85橋について、対策済または着手済み。
⇒ 残り1橋の境水道大橋について、耐震補強を実施。
- また、平成8年より古い基準で設計された橋梁についても、計画的に耐震補強に取り組んでいる。
- なお、本橋は昭和47年架設の老朽橋であり、耐震補強と併せて再塗装及び補修を実施する。
境水道大橋の耐震補強整備は、共同管理者である島根と鳥取の両県が実施するものであり、工事着手にあたり別途協定を締結予定(全体事業費確定後)。
工事に要する費用の負担割合について、次のとおり島根県と協議を実施。 主橋部・・・両県とも5割ずつ負担 側橋部・・・全て鳥取県で負担 再塗装・・・管理協定により、鳥取県が6割3分、島根県が3割7分の割合で負担
要求箇所
国道431号(境水道大橋) N=1橋
工事実施(橋脚耐震補強) C=430,000千円
(鳥取県C=300,000千円、島根県C=130,000千円)
要求理由
費用負担割合や施行主体等の考え方について、島根県と基本的に合意したことにより、島根県からの受託事業部分を要求するもの。(本県分は公共事業で要求。 ←本県分の要求リンク)
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
○緊急輸送道路ネットワーク上の橋梁(橋長15m以上)で、昭和55年より古い基準で建設された橋梁の耐震補強を優先的に実施してきており、未実施箇所は1橋(境水道大橋)となっている。
これまでの取組に対する評価
○先進的に耐震補強に取組み、全国的にも高い整備率となっている。(唯一の未実施箇所である境水道大橋もH22工事着手予定)