河川・道路等のボランティア活動は、順調に増加しているが、この活動を地域活性化のツールとして、更に「スーパーボランティア活動」へのステップアップを促進し、「鳥取県型の協働連携モデル」を全県で展開していくため、活動団体へのヒアリング・アンケートの結果等を踏まえ、支援制度の組み替え、連携・サポート体制の強化を行う。
なお、活動数については増加状況にあることや、活動団体の意見・要望等による制度の見直しを随時行っていることから、参画型の単価の引上げは見合わせることとする。
1.スーパーボランティアのための支援制度(分離)
参画型・協働型の活動支援に加え、「簡易な施設設置の補助」、「一定の裁量権の付与」により、公共空間の利活用促進を図っているが、
・具体的な活用のイメージができない
・特別な支援のメリットを感じない
・草刈等のみの活動団体と区別がつかず活動意欲がわかない
など、積極的な取組が進まなかったため、「スーパーボランティア(特に優れた活動団体)」に特化した支援メニューに組み替え、他の支援メニューとの違いを明確にする。
2.連携・サポート体制
まちづくり、中山間地域振興、農業・商業振興、観光・交流等を含めた総合的かつ有効なアドバイスができる体制を整える。
【市町村との連携体制】
個々の団体の活動ニーズに合わせた支援を市町村と連携して行うため、団体・市町村・県の3者間での協定を原則とし、事前に可能な支援(広報活動、資材の貸与等)を協議する。
【市町村単位の意見交換・交流会】
県及び市町村(それぞれ、協働、まちづくり、地域振興、農業、商業、観光等の担当が出席)と団体との意見交換により、総合的かつ有効なアドバイスを行うとともに、団体同士のネットワークを形成し、活動の拡大を図る。
【活動団体交流】
県内の活動事例を広くPRするとともに、積極的な活動を促進するため、活動団体の交流会を開催する。
【広報・PR活動】
テレビ、新聞、ボランティアニュース等(広報紙)を活用して、具体的な取組事例を分かり易く紹介し、更に活動団体の増加を図る。