これまでの取組と成果
これまでの取組状況
1 春、秋スルメイカ漁場調査(4、11月)
・20年度から調査を実施
・調査結果は直ちに漁業者に提供され、操業の参考にされた。
・全調査終了後、結果をとりまとめ、その後の漁場形成を予測した。
2 LED水中集魚灯実用化試験
・20年12月から調査を実施
・21年9月の調査でシロイカに対して効果が認められた。
・今後、シロイカと同様の方法でスルメイカに対する効果を確認する。
3 沿岸潮流情報提供実用化試験
・20年度に「潮流観測ブイ視察」、「沖合予測モデルの沿岸モデルへの転用検証」を実施した。
・上記視察、検証を元に、21年4月に「潮流情報提供方法検討委員会」を開催。
・検討委員会での検討結果に基づき、九州大学応用力学研究所と協力し、小型で周年設置可能なブイを設計。
これまでの取組に対する評価
1 春、秋スルメイカ漁場調査(4、11月)
・当調査により漁場形成状況を漁業者が共有でき、不要な出漁の削減につながった。
・漁業者からは好評を得ている。
2 LED水中集魚灯実用化試験
・全国各地でLED水中灯の実用化試験を実施しているが、未だ打開策は見つかっていない。
・この状況下でシロイカに対して効果が認められたことは好材料であり、今後スルメイカに対する効果の検証に有益である。
3 沿岸潮流情報提供実用化試験
・検討委員会の開催により、漁業者、学識経験者の意見を取り入れ、安価、かつ周年設置可能な小型ブイを設計するに至った。