これまでの取組と成果
これまでの取組状況
旬のデータ調査
・ハタハタ…大きい魚ほど脂が多い傾向があり、22年9月のブランド化を目指し、鳥取県産魚PR推進協議会が脂質測定器で脂ののりを3港で週1回測定中。
・サワラ…脂は魚の大きさに関係なく、個体ごとにまちまち。瀬戸内産のサワラと脂ののりは遜色がないことが分かりPR中。
・マサバ…境港産のマサバは秋に非常に脂がのり、大型の魚では20%を越える魚も多く存在。脂質測定器のソフトも作成し、市場での現場測定が可能となった。
新商品開発基礎調査
・クモヒトデ…コンドロイチン硫酸の抽出に難航(魚類ではないため糖鎖の切断等が難しい)
・ノロゲンゲ…皮部にコンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸が多いことが判明。
これまでの取組に対する評価
・鳥取県産魚の脂質を測定することにより、旬や優位性を科学的に明らかにすることが出来、ブランド化を推進出来ている。また、水産関係者も調査結果からブランド化に積極的に取り組むようになっている。
・沖合底びき網で漁獲される未利用資源の機能性成分の分析は、ノロゲンゲのような優位性のある魚種について、積極的に企業へPRしマッチングさせ、商品化にさらに力を入れるようにしていく。また、商品化だけではなく食用としての利用を推進している(鳥大食堂)
・鳥取大学と共同で研究を行っており、水産分野での円滑な連携が強化された。