現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成22年度予算 の 水産振興局の海の美味しさ発見調査事業
平成22年度予算
当初予算 一般事業  課長要求      支出科目  款:農林水産業費 項:水産業費 目:水産試験場費
事業名:

海の美味しさ発見調査事業

将来ビジョン関連事業(ひらく/食のみやこ鳥取県)/若手職員サブチーム関連事業(サブチーム1(食で地域おこし))

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水産振興局 水産試験場 沖合漁業部海洋資源室  

電話番号:0859-45-4500  E-mail:suisanshiken@pref.tottori.jp

トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
22年度当初予算額(最終) 2,291千円 4,034千円 6,325千円 0.5人 0.2人 0.0人
22年度当初予算要求額 2,276千円 4,034千円 6,310千円 0.5人 0.2人 0.0人
21年度当初予算額 1,699千円 4,143千円 5,842千円 0.5人 0.1人 0.0人

事業費

要求額:2,276千円  (前年度予算額 1,699千円)  財源:単県 

課長査定:計上   計上額:2,276千円

事業内容

1 事業内容

調査
区分
22年度(要求内容)
21年度(調査状況)
共同研究

旬の
データ
調査
○ソウハチ、ウルメイワシ
・月毎の脂質の測定
・脂質測定器のソフト開発
○マアジ(境港まき網)
・6、7月が旬
・脂質測定器のソフト作成済。

○マサバ
・脂質測定器のソフト作成済。
・9、10月が旬
(脂質測定器測定結果)

○イワガキ
・5〜9月の健康成分であるタウリン等を分析中
鳥大
農学

新商品
開発基
礎調査
○ウスモミジガイ、ホタルイカモドキ等
(沖合底びき網漁業における未利用資源)
・特定機能性成分の分析
○アゴゲンゲ、
 ドスイカ
・特定機能性成分分析中

2 現状及び背景

鳥取県産魚はおいしいにもかかわらず、消費者等に説明できるきちんとした科学的根拠がなく、生産、流通、加工、販売現場では販売戦略(PR等)に困っている。 

    ○「おいしさ」の数値表示が必要で、現場で測定できる方法の開発も強く求められている。

    ○沖合底びき網漁業では、漁獲されるが未利していない水産資源があり、成分等が明らかでない。

    ○生産者から経営安定の面から未利用水産資源の有効に利用する方策の開発について要望がある。

    ○公的で調査開発能力のある水産試験場が科学的解析を行い、業界がブランド化を図ることで、価格向上や消費拡大が期待できる。

3 必要性

食のみやこ鳥取県、
県産魚のブランド化の推進
健康に良い、他産地との違い、旬の時期

         ↓

消費者へ「おいしさ」の科学的な裏づけを提供

県産魚のブランド化推進

未利用資源の利活用(新商品創出)

大学等県内研究機関との連携鳥取大学等との研究連携

共同して地域貢献に取り組む

4 事業効果

旬のデータ 調査
○科学的な裏づけによる県産魚のブランド力アップ
○消費者への魚のおいしさの保証(はずれがない)
○高品質な加工商品を安定製造
○新商品の開発・販売
○消費者評価・支持により魚価の向上が期待される
@(おいしさの分析、)
A(情報発信、指導
B(脂質測定、魚選別、PR)
水産試験場
市場開拓局
漁業者、漁協
加工業
鳥取大学
大阪事務所
PR推進協議会
水産課
卸、仲買
水産事務所
小売店
(ネット販売)
消費者

新商品開発基礎調査
○未利用な水産資源の商品化により、特産品ができ、新規の経営体及び雇用の創出が期待できる
○漁家収入の向上が期待できる(捨てていた物が売れる)
@(成分分析、特性調査)A(情報発信、
企業説明)
B(商品化)
水産試験場
水産課
企業
消費者
鳥取大学
市場開拓局

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

旬のデータ調査
・ハタハタ…大きい魚ほど脂が多い傾向があり、22年9月のブランド化を目指し、鳥取県産魚PR推進協議会が脂質測定器で脂ののりを3港で週1回測定中。
・サワラ…脂は魚の大きさに関係なく、個体ごとにまちまち。瀬戸内産のサワラと脂ののりは遜色がないことが分かりPR中。
・マサバ…境港産のマサバは秋に非常に脂がのり、大型の魚では20%を越える魚も多く存在。脂質測定器のソフトも作成し、市場での現場測定が可能となった。

新商品開発基礎調査
・クモヒトデ…コンドロイチン硫酸の抽出に難航(魚類ではないため糖鎖の切断等が難しい)
・ノロゲンゲ…皮部にコンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸が多いことが判明。

これまでの取組に対する評価

・鳥取県産魚の脂質を測定することにより、旬や優位性を科学的に明らかにすることが出来、ブランド化を推進出来ている。また、水産関係者も調査結果からブランド化に積極的に取り組むようになっている。
・沖合底びき網で漁獲される未利用資源の機能性成分の分析は、ノロゲンゲのような優位性のある魚種について、積極的に企業へPRしマッチングさせ、商品化にさらに力を入れるようにしていく。また、商品化だけではなく食用としての利用を推進している(鳥大食堂)
・鳥取大学と共同で研究を行っており、水産分野での円滑な連携が強化された。

工程表との関連

関連する政策内容

鳥取県産魚の科学的調査によるブランド化の推進

関連する政策目標

 1 非破壊で美味しさの指標となる脂質含有量を測定する機器(近赤外分光器)のソフト開発。
 2 県産魚のブランド化・優位性の証明のため、成分分析(鳥大と共同研究)。

財政課処理欄

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 1,699 0 0 0 0 0 0 1 1,698
要求額 2,276 0 0 0 0 0 0 1 2,275

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 2,276 0 0 0 0 0 0 1 2,275
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0