現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成22年度予算 の 水産振興局のとっとり賀露かにっこ館施設増築事業
平成22年度予算
当初予算 一般事業  課長要求      支出科目  款:農林水産業費 項:水産業費 目:水産業振興費
事業名:

とっとり賀露かにっこ館施設増築事業

将来ビジョン関連事業(ひらく/食のみやこ鳥取県)

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水産振興局 水産課 とっとり賀露かにっこ館  

電話番号:0857-38-9669  E-mail:suisan@pref.tottori.jp

トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
22年度当初予算額(最終) 52,733千円 587千円 53,320千円 0.1人 0.0人 0.0人
22年度当初予算要求額 53,534千円 587千円 54,121千円 0.1人 0.0人 0.0人
21年度当初予算額 0千円 0千円 0千円 0.0人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:53,534千円  (前年度予算額 0千円)  財源:単県 

課長査定:ゼロ 

事業内容

1 事業概要

 かにっこ館は、平成15年8月の開館以来6年が経過し、施設そのものに関する運営上の様々な問題点が生じていること、また、年間入館者数18〜20万人で推移するなど来館者からも一定の評価を得ているものの、今後も安定的に来館者を確保していくためには来館者ニーズに的確に対応した魅力向上対策が必要であることから、施設運営上の問題点の解消と併せ新たな魅力創出が期待できる施設増築等に取り組む。

2 事業(施設増築等)の内容

(1)体験実習室の拡張(約52u増築)
        体験実習室が非常に狭隘となり、週末、祝日の様々な体験イベント実施時には来館者に不便をかけている状況にあることから、体験実習室を北側(海側)に約5m拡張する。
        また、JAグループの販売拠点施設建設を見据え来場者の利便性、誘客を考慮し北側ガラス窓に開閉扉を設置する。
    (2)水槽展示スペースの確保
        水槽展示スペースもほとんどなく新たな生物展示が困難なことから、拡張する体験実習室の一部(西側壁面)に循環式水槽(90cm水槽1台、60cm水槽2台)を設置できるスペースを確保する。(給排水管・エアー・電気用ピットも整備)
    (3)ふれあい水槽の増設・周辺床面の滑り止め対策
        館内でのふれあい体験時の混雑解消、及び周辺床面への水しぶき飛散による滑り止め対策として、ふれあい水槽の増設(1.5m×1.5m 1台)及び滑り止めマット敷設エリアを拡大する。
    (4)タッチング・ジオプールの造成
        形状に特徴がなく水遊びを楽しむ程度の活用に留まっている屋外のタッチングプールを山陰海岸をモチーフとしたジオプールに造り替えることで新たな魅力を創出し、より一層の活用を図る。
    (5)屋外倉庫の規模拡大(約20u増築)
        水槽展示や体験イベントの充実に伴い屋内外の倉庫ともに収容能力の限界に達していることから、水槽等の寿命延長、職員に対する安全対策(収納物の落下防止)などを考慮し屋外倉庫を増築する。
    (6)備品の整備
        拡張する体験実習室で魚食普及・試食関連イベントが実施できるよう移動式調理台(2台)を整備するとともに、新たな生物展示のために水槽(3台)及び水槽関連設備(ろ過槽、クーラー等)を整備する。

3 所要経費

区  分
内  容
経費(千円)
・建築工事・体験実習室増築、倉庫改修、
 倉庫新築
27,666
・電気設備工事・電灯設備、コンセント設備、
 幹線・動力設備、弱電設備、
 火災報知設備
4,532
・機械設備工事・空調設備、給水・海水他設備、
 排水設備
8,672
水槽新設等工事・既設ふれあい水槽改修、ふれ 
 あい水槽増設、既存床改修、
 タッチングプール改修
6,300
・実施設計費
5,123
小 計
52,293
・備品購入・移動式調理台(2台)
・水槽(3台)、水槽関連設備
222
1,019
小 計
1,241
合 計
53,534

4 施設増築等のスケジュール

時  期
項  目
H22年 4月〜 5月 実施設計発注準備
H22年 6月 設計発注、委託契約
H22年 6月〜 8月 実施設計
H22年 9月〜10月 工事発注準備
H22年11月 工事発注、請負契約
H22年11月〜H22年3月 工事施工(3月末完了予定)
H23年 2月〜 3月 備品購入

5 事業の効果

○体験実習室拡張、ふれあい水槽増設等
 体験イベントの参加者増、魚食普及イベントの実施、新たなふれあいの場づくりなどによりお客様の満足度が向上(リピーター増も大いに期待できる。)  ○水槽展示スペース確保・水槽等整備
     比較的珍しい或いはあまり漁獲されない生物のタイム
    リーな展示が可能となるなどマスコミ等の注目度もアップ
 ○タッチング・ジオプール造成
     鳥取市の代表的ジオスポットに位置付けられているかにっこ館にジオプールを造成することで、ジオスポットとしての魅力がさらに強化され、世界ジオパークネットワーク加盟に向けた機運醸成も期待できる。
 ○屋外倉庫増築
     水槽等の寿命延長による経費節減、収納場所確保による事務室の印象改善・より安全な職場環境づくりにもつながる。

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

〈施策目標〉
◆県内外での認知度向上
◆賀露周辺施設等と連携した地域の活性化

〈取組状況〉
◆入館者
 ・H18:194千人、H19:190千人、H20:183千人で近年はやや減少傾向
 ・H20年5月25日に開館以来4年10ヶ月で入館者100万人を達成

◆生物飼育(H20)
 ・カニ:約55種類1,600匹 ・魚類:約60種類500匹
 ・その他:約35種類400匹
※地元の身近な魚や栽培漁業対象魚種を紹介した企画展示を行うな
 ど、水産振興に資する水産情報の発信に努めた。

◆イベント開催実績(H20)
 ・開催日数:延べ119日 ・参加者数:延べ14,802人
※移動ミニ遊園地を開催するなど芝生広場の有効活用を図った。
  (民間のイベント業者との連携)

◆出前かにっこ館実績(H20)
 ・養護学校等:8箇所 ・小学校出前事業:3校 ・その他:5箇所
※大阪で開催されたイベントに参加し松葉がに及び鳥取のPRを実施
  (賀露地区の民間企業と連携)

〈達成状況〉
◆平成21年9月末現在の入館者数は127,676人に達し、H19、H20同期
 に比べやや増加(H20年比:114%増、H19年比:106%増)
※高速道路料金の週末割引、世界砂像フェス等外的要因の影響あり

これまでの取組に対する評価

〈自己分析〉
◆かにっこ館では入館者目標を年間20万人と設定しているが、平成
 16年度に21万3千人を記録して以降、18〜19万人台で推移
  (更なる集客対策が必要)

◆20年度は原油高、不景気の影響などもあって、183千人と開館以
 来最少の入館者に留まった。
  (外的要因に左右されない新たな魅力づくりが急務)

◆平成21年度は開館6年目を迎えたことから、魅力向上対策の一環
 として飼育管理を委託している栽培漁業協会職員を1.5人に増員 
 (従来は1人)した結果、展示の充実、飼育生物の変調発生時の迅 速な対応、生物採集の回数増等従来なかなか実施できなかった取 組も可能となるなど一定の成果が見られた。

〈改善点〉
◆飼育技術の向上、展示バリエーションの増加、イベントの充実等を
 図るため、ソフト、ハード面のリニューアルに備えた準備体制の構築
 に努めた。

〈今後の展開〉
◆来館者の満足度を更に高めていくためには、アンケート結果からも
 明らかなように展示・ふれあい体験の充実、バリエーションのあるイ
 ベント実施などが求められている。
 そのためには、隘路となっている問題点の早期解消にもなり、かつ、
 より一層の魅力向上が期待できる対策として、施設増築が最も有効

工程表との関連

関連する政策内容

新たな魅力創出(施設の拡充)

関連する政策目標

県内外での認知度向上

財政課処理欄


 現状どおりとします。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 0 0 0 0 0 0 0 0 0
要求額 53,534 0 0 0 0 0 0 0 53,534

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0