1 事業の概要
(1)概要
診療材料等を1社から一括購入することにより購入費の削減を図るとともに、在庫管理、院内の物品搬送業務等を委託することにより業務の効率化を図る。(SPD方式(※))
※SPD:Supply Processing & Distribution(供給、処理、分配)…物品の発注、在庫管理、搬送等を集中管理するシステム
(2)委託する業務
ア 診療材料等の購入
購入対象物品:診療材料・消耗品(日用品・文具・雑品)
※納品方法:SPD方式による納品→病院が使用するまでは業者所有(過剰在庫・不良在庫の削減)
イ 卸業者及びメーカーに対する価格交渉及び卸業者の選定
ウ 物品搬送業務、棚卸集計業務
エ 病棟倉庫の管理・消費分析業務
(3)業者の選定:総合評価競争入札
(4)契約期間:3年
2 現状
(1)診療材料等一括購入業務(上記1(2)ア〜ウ)を小西医療機器(株)に委託
(2)債務負担行為額 1,524,000千円
(3)期間:3年(平成20年4月〜平成23年3月)
3 目的・効果
(1)診療材料等の購入費の削減
・集約化によるスケールメリットを活かして単価引き下げ
・削減効果
H20:31百万円、H21:48百万円
(H20年度シミュレーション額) (H20年度消費実績)
477,461,178円 − 446,563,838円 =30,897,340円
(H21年度シミュレーション額) (H21年度消費実績)
652,227,459円 − 604,505,866円 =47,721,593円
※各年度シミュレーション額は、H20年度(H21年度)の使用数量
にH19年度(SPD導入前)の単価を乗じて計算している。 |
(2)適正在庫管理による購入量の削減
(3)業務の効率化
・院内搬送業務の省力化
・棚卸業務の省力化
・病院物流管理システムの活用による発注の省力化
・材料のセット化による手術準備等の省力化
・同等機能でより低価格な診療材料の提案
4 経費等
・債務負担行為額 2,019,240千円
・期間 3年(平成23年4月から平成26年3月まで)
(内訳)※年額
・診療材料費:638,432千円
・消耗品費 : 17,512千円
・委託料 : 17,136千円
5 今後の日程(案)
時期 | 内容 |
平成22年10月下旬 | 調達公告 |
10月下旬〜12月上旬 | 提案の受付 |
12月下旬 | 業者選定、契約 |
平成23年 1月〜3月 | 準備 |
4月 | 業務開始 |