1 財政課課長査定
要求額 12,500千円 → 査定 4,100千円
査定理由:試験実施については、場所のみの提供(土砂撤去・処 分)とします。
2 知事復活理由
本事業は、除草対策としてのリサイクル材使用の可否を県として検証するもので、結果次第で他の県道用地等への導入も考えている。
リサイクル材は、県内で発生する焼却灰等の廃材を利用して生産されていることから、採用後は県内立地企業や県内の環境産業への大きな支援効果が期待できる。
3 事業概要
米子空港滑走路延長に伴い改良された県道米子境港線(米子市大篠津町〜境港市佐斐神町)において、本路線とJR境線の間にある道路用地にリサイクル材を利用した盛土材(鳥取県認定グリーン商品)を敷均す除草対策を試験的に行う。
4 事業の目的、背景
鳥取県西部の空の玄関口である米子空港に接続する基幹道路である本路線において、雑草のないクリーンな道路環境を目指すため、除草対策としてリサイクル材を利用した盛土材(鳥取県認定グリーン商品)を試験的に実行し、循環型社会、環境産業の育成に貢献するとともに、道路維持管理費の軽減に寄与するものである。
□ 導入可能な箇所
・当該事業箇所のような道路路肩部
・買収後に未利用となっている県有地
・河川管理道
・県管理施設の敷地内
□ 従来工法との比較
・ 盛土材(本事業) 12,500千円
・ 保護コンクリート(従来工法) 25,800千円 (約2.1倍)
5 所要経費
県道のJR境線米子空港駅側に面する路肩部約6400m2で除草対策
を実施する。(6400m2×0.3m(厚さ)=1920m2)
盛土材敷設 4390円/m3×1920m3 = 8,400千円 (復活)
土砂撤去・処分 4,100千円 (査定済)
所要経費 12,500千円
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
当該箇所は、昨年9月に米子空港滑走路延長工事に併せ供用を開始した区間であるが、他の県道と同様、年1回の除草作業を行っているが、鳥取県の西の玄関口として、年間通じて雑草のない状態を維持するのは、困難な状況である。
これまでの取組に対する評価
除草対策にリサイクル材を利用した盛土材で試験的に施工することで、循環型社会、環境産業の育成に貢献するとともに、本対策の状況を見て、他の場所への流用も検討する。