1 要求内容
平成22年に中国上海で開催される上海国際博覧会に日本国が出展する日本館のイベントステージに参加し、鳥取県の文化・観光・産業等の情報発信を行う。
2 目的・効果
(1)鳥取県を世界に発信
鳥取県を代表する芸能を披露するほか、世界第3位の前田兄弟フレアカクテルショーや、マンガ王国鳥取など本県の様々な情報発信を行い、日本に鳥取県ありというイメージを中国の方に強く印象づける。(上海にはフレアバーテンダーが多く、日本で有名な前田兄弟が公演を行うことは今後に繋がる新たな試み)
(2)観光・誘客
関西圏の一員である鳥取県として、鳥取自動車道開通により関西からもアクセスが便利なことをPRするとともに、いろいろな体験イベントを通じて、鳥取県に行ってみたくなるような運営を行い、中国からの観光客誘致に結びつける。
(3)販路開拓・物流促進
鳥取県の食・産業等をパネルで紹介するとともに、鳥取県産品の中国市場での販路拡大に向けて、別会場で物販、商談会等(ただし、実施については商工労働部で別途要求)を同時期に実施する。
(4)国際マンガサミット誘致に向けた取組み
マンガ王国鳥取を展示や体験イベントを通じて強烈にアピールすることで、国際マンガサミット誘致に繋がる取組みとしていく。(誘致決定は、2010年秋に予定されている。)
(5)中国交流地域との更なる交流促進
鳥取県が交流を行う中国2地域(吉林省、河北省)にもステージに参加してもらい、合同のステージ公演を企画することにより、更なる交流発展に繋げる場としていく。
3 日本館イベントステージについて
(1)出展内容
上海国際博覧会に日本国が日本館を建築し、その一角に設置されるイベントステージで、参加自治体が日本館の出展テーマ「こころの“和”・わざの“和”」に即したイベントを実施
(2)イベントステージの仕様
広さ460u、ステージ9m×6m、観客席200席(可動式)、立ち見と合わせて350人収容可能、展示パネルの設置も可能
(3)期間
博覧会会期(5月〜10月)、うち出展自治体は連続する2〜4日間程度
(4)経費
場所代無料(基本的な設備あり)、その他参加に必要な経費は参加自治体が負担
(5)参加予定
12自治体、その他観光庁等12団体
4 鳥取県の参加概要(案)
(1)企画名称:日本国・鳥取県in上海
(2)テーマ:〜日本文化とマンガのふるさと・鳥取県〜
(3)実施期間:2010年8月19日(木)〜22日(日)
※ただし、19日(木)は映像放映、パネル展示のみ
(4)動員目標:30,000人(1日あたり約10,000人)
(5)内 容
1.ステージイベント:地域伝統芸能等披露、前田兄弟フレアカクテルショー、鳥取県ゆかりの歌
2.マンガ王国鳥取のPR:パネル展示、鬼太郎・コナンイラスト大会等
3.ゲーム型イベント:グラウンドゴルフ大会、トリピーや鬼太郎との交流ゲーム、鳥取県の魅力発見クイズ大会
4.展示コーナー:鳥取県へのアクセス方法とともに、観光、食、温泉、マンガ王国鳥取、産業、鳥取県の中国交流等のPR
5.中国交流地域(河北省、吉林省)との合同ステージ:伝統芸能の共演等
6.映像放映:鳥取県の見どころを映像により紹介
(6)予算要求額
旅行手配等業務委託 5,471千円
会場設営・運営等業務委託 12,351千円
合計 17,822千円
5 関係部局と連携した取組みによる効果
●経済通商総室
・上海市内のデパート等での物販・商談会等を予算要求中
●観光政策課
・大阪館に設ける「関西都市魅力コーナー」への展示、ジオ模型配置
・上海万博参加に併せ、鳥取県への誘客対策も検討
・米子−ソウル便を乗り継いでの上海への渡航の促進
・国際マンガサミット誘致に向けた連携
●交流推進課
・中国交流地域との交流促進(河北省とは、来年度交流25周年)
6 課長査定の状況
参加する必要性は認めますが、このように多額の費用を投資するイベントについて、どのような広がりを持つものか関係部局を巻き込んで意義を検討してください。
7 復活要求の考え方
関係部局を巻き込み、できるだけ広がりのある事業とするとともに、より効果的なイベントとなるよう内容についても見直しを行い、パフォーマンス性のある公演なども盛り込んだ。
なお、課長要求からの主な変更点は下記のとおり。
1.パフォーマンス性の重視
中国では、派手なパフォーマンスが好まれることから、伝統芸能披露の団体数を少なめにして、前田兄弟フレアカクテルショーを組み込んだ。
2.国際マンガサミット誘致に向けたマンガ王国鳥取のPR
鬼太郎などの着ぐるみの登場や、景品としての鬼太郎、コナングッズを盛り込んだ。
3.河北省・吉林省からの芸能団の招致
吉林省・河北省ともに自費参加を検討していただいているところではあるが、滞在経費について計上した。