1 調整要求に係る事業概要
県内3家畜保健衛生所の運営に要する経費のうち、家畜保健衛生所の主体となる家畜伝染病の検査業務を適切に遂行可能にするために必要な検査等機器を整備する。
2 調整要求額
家畜保健衛生所の業務に必要な検査等機器の購入費
備品購入費 | 1,905千円
[紫外可視分光光度計]
[薬用保冷庫] |
3 財政課査定
使用頻度の高い装置と、職員の安全性確保のために必要な設備のみ計上します。(ゼロ査定)
4 調整要求理由
■ 紫外可視分光光度計
倉吉家畜保健衛生所病性鑑定室は、家畜疾病検査のうち、高度な検査について全県下分を集約して行っており、当機器はこれら検査に必要不可欠であることに加えて、当室が迅速な疾病診断ができる体制を適切に確保する必要があるため、故障後使用不能になっている当機器を更新する必要がある。
■ 薬用保冷庫
家畜保健衛生所では、細菌・ウイルスなどの微生物を扱う専用の細菌検査室を整備しており、そこで使用する保冷庫は専用機とし、バイオセキュリティを適切に確保する必要があることから、故障後使用不能になっている当機器を更新する必要がある。
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
○これまでの取組状況
<政策目標>
県内における家畜衛生の向上を図り、もって畜産の振興に資する。
<取組状況>
1 家畜保健衛生所の業務を的確に実施するための備品整備
○迅速で高精度の検査を可能にするため、リアルタイム遺伝子診断装置を整備(H20)
○業務を効率的に実施するため、血液等分析装置を整備(H20、21)
○高病原性鳥インフルエンザの検査機能を向上するため、ウイルス検査機器を整備(H21)
○関連法に基づく労働安全に係る特定化学物質排気装置を整備(H21)
2 家畜保健衛生所施設及び労働環境等の維持管理
○検査に用いる備品の保守点検を計画的に実施
○家畜保健衛生所から排出される廃液や焼却灰などの産業廃棄物等処理を適切に実施
○関連法に基づく環境汚染物質や有害物質の測定委託を計画的に実施
これまでの取組に対する評価
<自己分析>
家畜保健衛生所の主要な業務である家畜の疾病診断に関して、社会的に影響の大きいBSEや高病原性鳥インフルエンザなどの診断が的確に実施できるよう、その必要性や検査の高度化への対応を考慮し検査機器の整備及び検査の信頼性を確保するため機器の保守点検を計画的に実施してきた。また、労働安全関連法に定める保安機器整備及び事業所から排出される廃棄物処理等へも適切に対応しているところである。
<改善点>
備品整備については、現状で不具合のあるものについて適切に更新を行う。また特殊な施設や薬品を取り扱う事業所であることから、労働環境を精査し、関連法に基づき、労働安全に配慮した機器整備及び委託業務について新たに加え対応する。