課長要求で「ゼロ査定」とされた被害先端区域における探査、駆除及び予防事業の復活
- 探査 (単位:千円)
区 分 | 事業量 | 事業費 | 補助率 | 要求額 |
査 定 | 先端区域 | 1,200ha | 1,200 | 10/10 | 1,200 |
復 活
要 求 | 先端区域 | 800ha | 800 | 10/10 | 800 |
合 計 | 2,000ha | 2,000 | 10/10 | 2,000 |
●H21に大山町羽田井で発生したような飛び地状の被害拡大を見逃
さないため、探査区域を西方へ拡大することが必要。
- 駆除 (単位:千円)
区 分 | 事業量 | 事業費 | 補助率 | 要求額 |
査 定 | 先端区域 | ゼロ | ゼロ | − | ゼロ |
区域外 | 1,200本
(要求どおり) | 7,470
(要求どおり) | 3/4
(要求どおり) | 7,470
(要求どおり) |
復 活
要 求 | 先端区域 | 700本 | 5,810 | 10/10 | 5,810 |
区域外 | − | − | − | − |
合 計 | 先端区域 | 700本 | 5,810 | 10/10 | 5,810 |
区域外 | 1,200本 | 7,470 | 3/4 | 7,470 |
●カシノナガキクイムシが穿孔していても枯れずに残存するもの
があり、発生源となって来年度に西方へ拡大した場合の先端区域に
おける被害木駆除への対応が必要(500本を想定)。
●先端区域におけるH21被害木は全量駆除を目指しているが、年度内
に駆除できなかった場合の春期駆除への対応が必要(200本を想
定)。
- 予防 (単位:千円)
区 分 | 事業量 | 事業費 | 補助率 | 要求額 |
査 定 | 先端区域 | ゼロ | ゼロ | − | ゼロ |
復 活
要 求 | 先端区域 | 700本 | 2,170 | 10/10 | 2,170 |
合 計 | 700本 | 2,170 | 10/10 | 2,170 |
●H21被害木のうち西方への最先端部に当たる被害木の周辺に成育
している健全なナラ類樹木に粘着バンドを設置し、加害防止を行う
ことが必要。
●県全体への被害拡大(西進)を防ぐのは、県の責務。
●特に、本県のシンボルの一つ、大山周辺への被害を食い止めることが必要。
景観の劣化はもとより、ミズナラ林の壊滅的枯死によって水源かん養や土砂崩落防止等の公益的機能が損失し、観光資源の低質化による経済的ダメージと県民のくらしの安心・安全の低下を危惧。
(1)内容
●被害木探査
ヘリコプターとGPSにより被害木所在箇所を座標特定(県実施)
●被害木駆除
被害木の樹幹にドリル穿孔し薬剤を注入しカシノナガキクイム
シを薬殺(市町実施)
※被害先端区域の駆除では、被害木探査によって座標特定され
た被害木を徹底駆除
●予防事業
被害木周辺の健全木に粘着バンドを設置し、被害拡大を防止 (市町実施)
(2)負担割合
- 県実施事業 国1/2、県1/2
- 被害先端区域 国1/2、県1/2(市町村負担ゼロ)
- 被害先端区域外 国2/4、県1/4、市町村1/4