現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成22年度予算 の 農林水産部のとっとり農山村資源保全活動推進事業
平成22年度予算
当初予算 一般事業  部長要求      支出科目  款:農林水産業費 項:農地費 目:農地総務費
事業名:

とっとり農山村資源保全活動推進事業

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農林水産部 農地・水保全課 企画・保全支援担当  

電話番号:0857-26-7334  E-mail:nouchi-mizu@pref.tottori.jp

トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
22年度当初予算額(最終) 20,028千円 21,784千円 41,812千円 2.7人 0.0人 0.0人
22年度予算要求額 20,028千円 21,784千円 41,812千円 2.7人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:14,347千円    財源:単県・その他  (要求額の内訳)  復活:14,347千円

部長査定:計上   計上額:14,347千円

事業内容

1 事業内容


     「鳥取県中山間ふるさと農山村活性化基金」の運用益を活用し、農業生産基盤を共同活動により保全する取組を普及・啓発する
    ため、以下の事業を行う。
    (1)とっとり井手・ため池活用推進交付金 (新規)
     井手やため池など、県内の農業生産に重要な役割を果たしている農業生産基盤を活用した、施設の保全と地域活性化につながる新たな活動を、市町村を通じて県が公募・選定し活動支援を行う。
     ○事業主体:土地改良区、実行委員会、NPO、集落、等
     ○事業予定地区:約30地区
     ○交付(補助)率:定額 (上限300千円)
     ○対象経費:人件費を除いた直接活動に必要な経費 
     ○事業費:9,321千円
        審査会:321千円
        保全地区:9,000千円           
        (1地区上限 300千円 × 30地区=9,000千円) 
     
    (2)井手・ため池グランドワーク推進交付金(新規)
      施設を管理する農業者団体等以外の者が主体となって、農業生産基盤の保全に資する活動やイベントを行う際に、活動が継続される見込みがあり、他地域のモデルとなる特に高度な取組について、初年度のみ、取組当初に発生する費用への支援を行う。
    ○事業主体:実行委員会、土地改良区、NPO 等
    ○事業予定地区:2地区
    ○交付(補助)率:定額(上限1,000千円)
    ○対象経費:人件費を除いた直接活動に必要な経費
    ○事業費:3,364千円
      補助金:2,000千円
      事務費:1,364千円

    (3)じげの農業復興プロジェクト支援事業 (標準事務費対応)
     営農の継続が困難となることが予想される地域に対して、企業やNPO、大学等によって営農継続や農地の保全につながる新たな活動が持続的に可能となるよう、市町村等と共に検討する。

2 復活要求内容

(単位:千円)
事 業 名
査定額
要求額
とっとり井手・ため池活用推進交付金      0  9,321
井手・ため池グランドワーク推進交付金     0  3,364 
じげの農業復興プロジェクト支援

 (標準事務費)

     0   300
農山村ボランティア事務局運営業務委託  5,401      0
基金積立金   280   362
標準事務費 ※2     0   1,000
合  計
  5,681 14,347

※1  運用益の一部については、農村防災・災害体制
    整備事業に財源充当する。      569千円

    東部地区和牛・ヤギ放牧支援事業における、放
    牧新規拡大のための住民検討に充当 60千円

※2  標準事務費に一般財源を充当  1,000 千円

3 財政課長査定

鳥取県中山間ふるさと農山村活性化基金の運用益を「土地改良施設及びこれと一体的に保全することが必要であると認められる農地」に係る活動等」に限定せず、鳥取県基金条例に規定する「住民が共同して行う農山村が保有する多様な機能の維持及び強化並びに利用及び活用に係る活動等」に活用できる様、対象事業について再検討して下さい。

4 復活要求理由

○現在の基金は、国庫補助事業により造成された基金であり、
  その使途には国庫補助事業としての制約が存在する。
  ・原則として中山間地域(3法指定)を対象としたものであること。
  ・ハード整備自体を目的としないものであること。
  ・農業生産基盤やこれと一体的に保全する農地が有する公益的機能を
   地域住民が認識し、保全活動への自主的な参加を通じた住民活動の
   活性化を図ることを目的としたものであること。

○一方、基金条例は住民共同活動による農山村資源の維持・
 強化・利活用に資する活動を支援する事業への活用を規定。

○この点を踏まえつつ、課長要求時点から、実施事業内容を
  可能な限り拡大することとして復活要求する。

これまでの取組と成果

これまでの取組状況


<取組状況>
○井手・ため池再生支援事業
 本年度はこれまで、県内14地区において保全活動を実施
  (内容)
   グランドカバープランツの植栽、水路補修他

○井手・ため池イベント開催支援事業
 本年度はこれまで、県内10地区でイベントが開催された。
  (内容)
  ため池を活用したカヌー体験、水路下り、魚のつかみ取り

○じげの農業復興プロジェクト支援事業
 本年度、実際に集落に出向き、集落座談会を開催すると共に、集落実態を住民と共有し、次の取組の検討に役立てるためのアンケート調査を行った。
 集落座談会の開催13集落、集落調査アンケート配布40集落

○農山村ボランティア
 19の農山村集落において、ボランティア派遣を行った。
  (支援内容)
  ・竹の伐採、稲刈、草刈、イノシシ柵の設置、水路清掃等


<現時点での達成度>
・井手・ため池再生支援事業:14地区
・井手・ため池イベント開催:10地区
・じげの農業復興プロジェクト:13集落

これまでの取組に対する評価


<自己評価>
○井手・ため池再生支援事業
 身近な用水路において草刈り労力の軽減と、景観形成を兼ねたグランドカバーの取組や、水路補修作業など、地域住民が主体となって行う協働作業による保全活動が行われることで、協働活動についての理解が深まったと共に、住民自身も保全するための技術を体感することにつなげることができた。

○井手・ため池イベント開催支援事業
 子供も参加した、ため池を利用したカヌー体験や、水路下りなどのイベントを開催し、土地改良施設の重要性についての啓発ができた。

○じげの復興プロジェクト支援事業
 これまで、市町と共に集落座談会やアンケート調査を実施したことにより、概ね10年後において想定される耕作放棄地の発生状況や、後継者として予定している方の農作業機械経験の必要性など、住民自身すら気が付かなかった地域実態を啓発することにつながった。

○農山村ボランティア
 集落住民だけでは解決困難な水路清掃や、竹林伐採などへボランティアを派遣し、地域住民の活力向上に役立った。

<改善点>
 これまでの再生支援事業の内容は、地域外住民を招いて一緒になって行うイベントとして実施したい場合などの際には使い勝手が悪いとして住民からの指摘も受けていることから、より一層使い勝手のよい補助金として、制度を改正することが必要。

財政課処理欄


     ソフトとハードが一体となった交付金の創設の必要性は認めますが、事業主体の一定の負担を担保するため補助金額は定額ではなく補助率1/2とします。
     鳥取県中山間ふるさと農山村活性化基金の運用益の使途の拡大について、国への要望を継続して行って下さい

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
既査定額 5,681 0 0 0 0 0 5,681 0 0
保留要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
復活要求額 14,347 0 0 0 0 0 13,347 0 1,000
追加要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留・復活・追加 要求額 14,347 0 0 0 0 0 13,347 0 1,000
要求総額 20,028 0 0 0 0 0 19,028 0 1,000

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 14,347 0 0 0 0 0 13,347 0 1,000
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0