１ 概略説明
＜一般会計繰出金とは＞
県への各種申請手続きに係る手数料や使用料並びに県税（自動車税、自動車取得税、狩猟税）のうち、鳥取県収入証紙により収入するものについて、担当課が受け付けた申請書等に貼り付けられた証紙の額相当分を、証紙特別会計から各担当課の所管している一般会計の手数料、使用料、県税収入へ現金を繰り出すことにより、各担当課の収入とするための経費
【現金の流れ】
①県は、各証紙販売所へ、在庫として、額面から売りさばき手数料を差し引いた額で証紙を販売し、その現金を一旦、証紙特別会計で収入（売りさばき手数料を一般会計から補填）
↓
②申請者等は、各販売所から、申請手続に必要な証紙を現金により購入
↓
③担当課は、受け付けた申請書等に貼り付けられた証紙の額を報告
↓
④報告額に基づき、①で収入していた現金を、各担当課が所管している一般会計の手数料、使用料、県税収入へ繰り出す
＜根拠法令＞
・鳥取県収入証紙条例
・鳥取県収入証紙規則
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２ 調整要求理由
財政課長要求段階では、各担当課の平成２２年度収入見込額が未確定だったため、暫定的に前年度予算額どおり要求していたが、このたび、収入見込額が確定し、それに連動している本経費（一般会計繰出金）も調整する必要があるため。
３ 積算内訳等
（単位：千円）
 | 平成22年度 |
予算要求額
① | 財政課長内示額
② | 差引調整額
①－② |
収入 | 証紙収入 | 2,129,998 | 2,266,047 | △136,049 |
内訳 | 現金収入 | 2,084,362 | 2,217,746 | △133,383 |
振替収入 | 45,636 | 48,302 | △2,666 |
前年度繰越金 | 77,929 | 42,629 | 35,300 |
雑入 | 0 | 0 | 0 |
計 | 2,207,927 | 2,308,676 | △100,749 |
支出 | 一般会計繰出金 | 2,115,489 | 2,287,230 | △171,741 |
一般会計繰出金
（繰出準備金） | 90,338 | 19,346 | 70,992 |
小計 | 2,205,827 | 2,306,576 | △100,749 |
証紙払戻し費 | 2,100 | 2,100 | 0 |
計 | 2,207,927 | 2,308,676 | △100,749 |
翌年度繰越金 | 0 | 0 | 0 |
※「現金収入」・・・証紙販売所へ証紙を販売した際の現金収入
※「振替収入」・・・証紙販売所への売りさばき手数料相当額について一般会計から収入するもの
＜参考：手数料の率＞
・一般証紙 ⇒ 証紙の定価の３．１５％
・始動票札 ⇒ 以下のとおり
始動票札の金額の合計額 | 率 |
| １５億円以下の金額 | １．０１９％ |
| １５億円を超え２０億円以下の金額 | ０．６１２％ |
| ２０億円を超える金額 | ０．３０６％ |
＊始動票札・・・自動車税、自動車取得税の高額納付に利用される専用票札のこと（証紙にかわるもの）
※「前年度繰越金、翌年度繰越金」・・・各販売所へ在庫として販売した証紙収入と、実際に証紙により申請のあった額との差額を前年度から翌年度へ繰り越すもの
※「繰出準備金」・・・見込み以上に手数料や使用料収入がある場合に備え準備しておくもの。収入合計から繰出準備金以外の支出を差し引いた残額。
※「証紙払戻し費」・・・誤って証紙を購入した方及び販売所をやめた方へ、不要となった証紙代金（売りさばき手数料を除く。）を払い戻すために要する経費