現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成22年度予算 の 農林水産部の[日野モデル]日野郡の野菜・山菜特産化推進事業
平成22年度予算
当初予算 一般事業  部長要求      支出科目  款:農林水産業費 項:農業費 目:農作物対策費
事業名:

[日野モデル]日野郡の野菜・山菜特産化推進事業

もどる  もどる
(この事業に対するご質問・ご意見はこちらにお寄せください)

農林水産部 日野農林局 農業振興課生産流通担当  

電話番号:0859-72-2007  E-mail:hino nourinkyoku@pref.tottori.jp

トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
22年度当初予算額(最終) 1,612千円 3,227千円 4,839千円 0.4人 0.0人 0.0人
22年度予算要求額 1,612千円 3,227千円 4,839千円 0.4人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:723千円    財源:  (要求額の内訳)  復活:723千円

部長査定:計上   計上額:723千円

事業内容

1 事業概要

少量多品目野菜の生産出荷に取り組む中山間地域の農業者が、新たな品目について意欲を持って取り組めるよう、生産に際して数年を要する野菜や山菜類等のリスクを伴う品目の新たな取り組みに対して、支援する。

    【事業主体】 日野郡内の農業者等が組織する団体
    【補助対象経費】 新規作目等の展示ほ設置に要する、種苗費、資材費の導入経費
    【事業実施期間】平成21年度〜23年度

2 財政課長査定結果

栽培面積も21年度要求の25アールから70アールに拡大しており、新品種の情報提供を目的とした展示ほ場(県10/10補助)の役割を超えていると考えますので、他地域における新品種導入の取組と同様に市町村にも負担を求めるものとし、県の補助は市町村に対する1/2の間接補助とします。

3 復活要求内容

課長査定された「新たな野菜・山菜の取り組み」における補助率(1/2→10/10)の復活要求。                                 (単位:千円)
 事業区分 事業内容  要求額 課長査定額 復活要求額
新たな野菜の取り組み
(種苗費)
サラダピーマン(650)
コンニャク(465)  
          

  1,115
        
 
   
   557 
 


    558
新たな山菜の取り組み種苗費(100)
資材費(200)
販売促進費(30) 
   
 
    330
    

    

   165
    

    165
販売研修会新規作物の販売が円滑に行えるよう販売について、外部講師を招き研修をする  
    167
   167      0
   計  1,612   889    723

5 復活要求理由

1)平成21年度の予算要求時は、補助対象を種苗費、生産資材費などとし、栽培面積を25アールと想定していたが、実施においては、20年産ピーマンの価格暴落の中で、ピーマンの経営安定に向け、露地だけでなく、ハウスでの栽培や標高、土壌条件等の異なる所で試験栽培をしようということとなり、面積を70アールとした。ただし、補助対象は苗代のみとした。
 いざ生産してみると、サラダピーマンでは、生産場面では果実の6割が裂果し、ハウス栽培での着果不良、露地栽培での規格外品増、二番果の着果過多変形、果梗腐敗等により、一般のピーマンに比べて、10アール当たりの収量が半分に留まるなど、多くの課題があった。
 また、販売面では市場での認識がなかったため、国内産パプリカとして、扱われたため、単価的には良かったが、9月に入ると売れない、パプリカに比べ皮が薄く日持ちしない(→袋詰めが必要)、収穫後半の樹勢衰退時での規格のバラつきなど多くの課題が見えてきた。そもそもパプリカでなくサラダピーマンを前面に出していく必要がある。
 一方、コンニャクは、関税率が1705%(コメは778%)と高く、また国内産の9割を占める群馬産の不作もあり、業者からの需要は強い。しかし葉枯病、腐敗病の発生し、ウイルス汚染などにより生育不良なものが出来るなど、技術的課題も多く、他の生産者に広めるまでに無い状況で、今後も展示ほ場としての役割が求められている。
2)この日野モデルの取組は、中山間地域という条件不利な地域で、果樹など特産物もない日野郡において、高齢者でも生産できる特産物を発掘し、将来的に郡域での普及を目指すもので、2年目の今年、課題を解決し、本格的な生産に向けて道筋がついた段階で、町と一緒になって生産振興を図ることを考えおり、22年度までは実験モデル事業として実施したい。

5 想定される効果

(1)日野郡内で新たな特産野菜の開発
(2)高齢農業者も栽培可能な品目の開発
(3)「朝どれ野菜」の品揃え品目の増加
(4)日野郡内の特徴をアピール
(5)安全で安心できる新鮮な野菜販売を通じた都市との交流促進

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

<政策目標>
日野郡農業を活性化するために、少量でも多くの品目の野菜を栽培し出荷できるように、支援する。

<取組状況>
・サラダピーマン:日南町福万来ほか6ヶ所40アールで試験栽培。
          安定した収量が課題。
・コンニャク:   江府町杉谷ほか20ヶ所30アールで試験栽培。
          種芋の冬季の保存性の向上が課題。
・山菜:      日南町多里・三吉・江府町武庫ほかで試験栽培。
         (コゴミ、コシアブラ、ギョウジャニンニクなど)

これまでの取組に対する評価

<自己分析>
今年は初年なので、試行錯誤がある中でも、サラダピーマンでは、高い収益性が期待されている。しかしながら、野菜の価格安定制度に乗れない、収量の不安定性など経営に組み込むには、まだまだ不安とする一般のピーマン栽培農家も多く、今年度以降さらに試験栽培、販売を進めることで、新規作物の定着が期待される。
<改善点>
栽培技術を高めるほかに、販売戦略も立てるように研修を開催する。

工程表との関連

関連する政策内容

担い手農家の育成と自立支援

関連する政策目標

販売額1000万円以上の農家数の増加

財政課処理欄



     21年度に判明した技術的課題を解消するための実験ほ場として、22年度に限り県の全額負担で実施することとします。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
既査定額 889 0 0 0 0 0 0 0 889
保留要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
復活要求額 723 0 0 0 0 0 0 0 723
追加要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留・復活・追加 要求額 723 0 0 0 0 0 0 0 723
要求総額 1,612 0 0 0 0 0 0 0 1,612

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 723 0 0 0 0 0 0 0 723
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0