これまでの取組と成果
これまでの取組状況
1.先進地視察の実施
島根県飯南町で実施している交通システムの視察(9月)
2.中山間地域振興協議会(生活安全分科会)での意見聴取(9月)
共助交通システムの住民アンケート調査や試験運行の実施するにおける意見聴取、協議
3.住民アンケート調査の実施(10月)
利用者(八金ほか2集落)と車両運転者(東長田地区の集落)に対して共助共通の実施にむけてのアンケートを実施
4.試験運行の実施(11〜12月)
これまでの取組に対する評価
●共助交通システム試験運行に対する感想・意見
《利用者》
1.自宅近くから目的地まで乗り換えなしで行くことができる。
2.買物の荷物を気にしないで行ける。
3.事前に申し込みをしなければならない。
4.運転者が同じだと心苦しい。
《運転協力者》
1.自分の空いた時間を人のために有効に活用できる。
2.知らない人とコミュニケーションができる。
3.予約が入っていない時間といえども拘束されるような気がする。
4.事故等が不安である。
《南さいはく協議会(世話人)》
1.地域の困っている者に手をさしのべることができた。
2.地域問題としての理解が高まった。
3.運転協力者に連絡することなど想像以上に事務が繁雑。
4.運転協力者の人員が不足し特定の者に依頼することが多い。
《今後の課題・実施に対する意見》
1.定期バスとの併走部分の解消(定期バスの乗車密度減少)
2.町内の運送業者(タクシー、福祉・介護タクシー)との利用上の問題
3.運転協力者や南さいはく協議会(世話人)の負担が重すぎる。
4.今後の少子高齢化がすすめば安価な共助交通は重要な手段。
5.将来の中山間地域では、定期バス等を維持することは困難であり、このような公共交通システムなどを多面的に構築し、生活の基盤整備が必要。