「統計思想の普及」から「統計の利活用の促進」へ事業内容の見直し
・「行政のための統計」から「社会の情報基盤としての統計」へという新統計法(平成21年4月施行)及び県統計調査条例の理念のもと、統計の利用促進が一層重要となっている。
・国や県が実施する、統計調査の結果は、行政施策の企画・立案、小集落の地域作りのデータ等多方面で活用されているが、全国民・県民の財産である統計結果は、更に利用を促進する必要があり、地域に密着した利用促進事業を取り組む。
・また、近年、調査環境は個人のプライバシー意識の高まり等により悪化傾向の中、精度確保を図るため、調査活動の中心的役割を担う調査員の資質向上等を目的とした事業を実施する。
(1)身近で楽しく学べる統計推進事業 1,152千円
(2)統計環境向上事業 410千円
計 1,562千円
○統計は報告者である県民の負担と協力によって得られ、その結果は全ての国民・県民の共通財産
○幼い時から統計に触れ、また、身近な統計結果を利活用する機会の提供は、行政の使命
○統計環境等を向上させ、精度の高い統計作成により、迅速・正確な統計結果の提供
(1)身近で楽しく学べる統計推進事業 1,152千円
課 題=教育現場で統計グラフを教える機会が減少、コンクールへの応募者数減少傾向。県民の統計の必要性・重要性に対する理解が不足。
○〔新規〕統計に親しむ学童の育成「統計で遊ぶ・学ぶ・使う」 171千円
対象:学童保育クラブ (県内2カ所)
目的:幼い時から統計に親み、将来の良き統計利活用者の増加を図る。夏休み中の子育て家庭の支援を図る。
背景:夏休み中の学童保育のプラグラムにゆとりがある(指導者はプログラム作成に苦慮)
内容:統計の基礎からグラフ作成までを楽しく指導(指導時間4〜15時間程度)。統計グラフ作品が完成できた児童にはコンクールへの応募を促す。実施に当たっては、学童保育連絡協議会等と連携を図る。
○〔継続〕統計グラフコンクールの実施 748千円
対象:小学1年以上
目的:統計知識の習得と物事の観察力の向上、表現技術の研鑽を図る。
内容:県知事賞、県教育長賞、県統計協会長賞等を選考。優秀作品を全都道府県参加の「全国統計グラフコンクール」に出品する。
○〔見直し〕身近で役立つ統計講座 233千円
対象:希望する公民館、学校等
目的:身近な具体的な資料で統計を理解していただき、統計の重要性認識と統計調査への積極的協力を得る。
内容:身近な統計から、統計利用の方法を紹介(講座時間1〜2時間程度)。
〔廃止〕
○親子で学ぶ統計教室
(2)統計環境向上事業 410千円
課 題=調査員確保が困難であり、かつ資質の向上と士気高揚が必要。調査拒否者・事業所の増加。
○〔継続〕県知事表彰の実施
(推薦のあり方:県知事表彰受賞者→各省大臣表彰者受賞者→叙勲・褒章候補者)
○〔継続〕統計功労者表彰式の開催
調査対象者と直接接する統計調査員の士気高揚を目的に、県知事表彰授与、各省大臣表彰伝達等
○〔継続〕統計セミナーの開催
(統計功労者表彰式に併せて実施)