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平成22年度予算
当初予算 一般事業  部長要求      支出科目  款:総務費 項:総務管理費 目:私立学校振興費
事業名:

[私立学校就学サポート事業]私立学校教育振興補助金

将来ビジョン関連事業(育む/人財・鳥取の推進)

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企画部 青少年・文教課 私学振興担当  

電話番号:0857-26-7841  E-mail:seisyounenbunkyou@pref.tottori.jp

トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
22年度当初予算額(最終) 1,516,162千円 4,034千円 1,520,196千円 0.5人 0.0人 0.0人
22年度予算要求額 1,728,218千円 4,034千円 1,732,252千円 0.5人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:1,536,966千円    財源:国定額  (要求額の内訳)  保留:1,483,497千円  復活:53,469千円

部長査定:計上   計上額:1,516,162千円

事業内容

1 事業名の変更

(変更前)
      ○私立高等学校等運営費補助金
      ○私立高等学校就学支援金
      ○私立学校生徒授業料減免補助金
              
    (変更後)
      ○私立学校就学サポート事業
        • 私立学校教育振興補助金
          (私立高等学校等運営費補助金から変更)
        • 私立高等学校等就学支援金
        • 私立学校生徒授業料減免補助金

    [変更理由]
      •  私立学校への運営費助成は、私立学校の授業料等を低く設定していただくなど「生徒・保護者の負担軽減」を目的としている。
         この負担軽減により県民の教育の機会を確保するとともに、併せて私立学校の教育環境の維持向上を図ろうとするものである。
         この事業目的をより明確にするため、「私立高等学校等運営費補助金」を「私立学校教育振興補助金」に変更する。
      •  同じく、生徒・保護者の負担軽減を目的として国で新設された「私立高等学校等就学支援金」と、「私立学校生徒授業料減免補助金」を加え、3本の事業をまとめ、私立学校への就学を支援する「私立学校就学サポート事業」として再構築する。

2 財政課長査定結果

高校一般分 「保留」
(1)人権教育推進事業 「ゼロ」
     人権教育推進事業(高校)については、必要な教員定数を一般分に支弁することとしたので、人権教育による加配は認めない。各学校の教頭と教務主任が配置(一般分)されることに鑑み、教員に関する加配の特別分の人件費助成は必要ないと考える。

(2)経営改善支援事業 「ゼロ」
     私立学校経営改善支援事業(高校・中学)については、この制度が学校経営改善に有効かどうか再検討すること。

(3)高校加算分 「ゼロ」
     【新規】寄宿舎の舎監に対する助成、【新規】特別進学コース設置による教員の加配については、運営費補助金とは別に特別な支援を追加することにより、本県の私立学校(高等学校)支援策(全体)にどのような影響があり、どのように改善されるのか分からない。

3 復活要求理由

(1)人権教育推進事業
 一般分の単価積算で増員した教員は、教頭複数配置に伴い減少した受持ち授業時間数を確保するために加配したものである。(教頭のうち1名は元々配置していた教員から振り替えたもの)
 また、少子化・情報化などにより、生徒の人間関係が希薄化してきているため、命の大切さや他人への思いやりなどを学ぶ人権教育は重要であり、人権教育主任の加配は引き続き必要と考える。(補助率10/10 → 1/2)
(2)経営改善支援事業
     経営改善支援事業を活用した学校では、人件費の額が下がるなど効果が認められる。
     また、県内の生徒数が減少する中で、今後も生徒数に見合った人員の適正配置は必要となる。(3年間限り)
      (参考)県内の中学校卒業生
        H22.3:6,079人 → H24.3:5,684人(△395人)

(3)高校加算分
     県内の生徒数が減少する中で、スポーツなど特色ある学校づくりのため、県内外から生徒募集を行っている私立学校においては、遠方から入学してくる生徒の負担軽減のために寄宿舎を設置しており、その舎監に対する助成を行う。

4 事業内容

 私立学校(高等学校、中学校、専修学校)の生徒・保護者の負担軽減を図るため、学校の教育環境の維持向上に必要な経費に対して助成を行い、県内生徒へ多様な教育の機会を確保する。
 併せて、私立学校の特色ある取組を促進する。

 

(1)人権教育推進事業


     人権教育主任は全ての学校に配置されている実態にかんがみ、特別分から一般分の基礎配分への加算に変更する。
    (補助率10/10 → 1/2)
 
(2)経営改善支援事業

     中学校、高等学校が、生徒数に応じ職員体制の見直しを図る場合の早期退職の退職金割増に対する助成(3年間限り:平成24年度まで)

    • 補助率1/3

【要求額】18,594千円
  • 高校分:14,031千円(6人)
  • 中学校分:4,563千円(2人)
 
(3)寄宿舎(高校)の舎監に対する助成【新設】(補助率1/2)

 県内外から広く生徒を募集している私学の特性をかんがみ、

寄宿舎(高校)に配置している舎監の人件費に対し助成する。

    • 補助率1/2

 【要求額】7,344千円

積算根拠
 県立高校の舎監の1日当たり手当て(7,200円)×340日×1/2=1,224千円×6ヶ所(4校)

5 高等学校の補助単価等の見直し

(1)激変緩和措置の廃止
 生徒数に応じて助成する「単価方式」は継続し、3年間の時限措置として適用してきた激変緩和措置は、期限が到来したため、終了する。
(2)現行制度の課題
     補助金に占める基礎配分額の割合が低いため、年ごとの生徒数の変動の影響を受けやすい。

(3)単価改正
    基礎配分額及び生徒一人当たり単価を見直す。
    •  基礎配分額は、少子化の影響と小規模校へ配慮し、引き上げる。
    •  生徒一人当たり単価は、基礎配分の引き上げに連動し、引き下げる。
    •  特別分の「人権教育推進事業」で措置していた「人権教育主任」について、基礎配分額へ移行する。
    改正(案)
    課長要求
    現行
    生徒一人当たり補助単価
    • 普通学科
    • 家庭学科・商業学科
    • 商業学科(情報)
    • 看護学科
     
    384千円
    440千円
    488千円
    588千円
     
    384千円
    440千円
    488千円
    588千円
     
    404千円
    460千円
    509千円
    608千円
    基礎配分額
    27,490千円
    23,557千円
    14,975千円
(参考)生徒数480人規模の学校を想定した場合の補助金額の比較
   改正前:216,194千円 → 改正後:211,810千円
(一般分+人権教育推進事業)     (△4,384千円)

※(1)と(3)による影響額(△47,030千円)
  H21:1,539,108千円 → H22:1,492,078千円
(一般分+人権教育推進事業)

H21生徒数で積算 : 1,492,078千円(A)
生徒増加見込み(50人)分:18,950千円(B)
    ※中学3年生の生徒数
    年度
    H21.3
    H22.3
    H23.3
    H24.3
    H25.3
    生徒数
    5,902
    6,079
    5,581
    5,684
    5,506
    増減
    177
    △498
    103
    △178


 要求額:1,511,028千円((A)+(B))

6 生徒・保護者負担増の抑制

 県内の私立高校の授業料等平均額を上回って授業料等を設定する場合は、当該平均額を上回る部分の1/2を補助単価から減じる。(平均額:399,000円)
 ただし、既に平均を上回る授業料等を設定している場合には、現行の額を上回った場合に、減じることとする。

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

<政策目標>
 私立学校の保護者負担の軽減及び教育条件の維持向上を図るとともに、学校経営の健全性を高め、特色ある取組みを促進する。

<取組み内容>
・私立中・高等学校の運営費補助金について、平成19年度に従来の決算方式から単価制に移行。
・私立専修学校の運営費補助金について、高等学校と並ぶ中学校卒業後の進学先の一つである専修学校(高等課程)の教育課程の向上を図るため、補助率をかさ上げ。

これまでの取組に対する評価

<自己分析>
 全国に比べ高い助成を行うことにより、生徒・保護者負担の軽減につながっている。
 単価制の導入により、以前の決算方式と比べ、分かりやすい制度となった。
 また、生徒数が増えれば補助金額も増えることとなり、学校の自助努力が反映されやすい制度となった。

<改善点>
・平成19年度に設定した基礎配分及び単価を見直した。
・私学特有の事情に配慮した補助制度の新設を行った。

工程表との関連

関連する政策内容

私立学校の支援

関連する政策目標

魅力ある私学として持続的に発展するため学校評価制度の改善を行う

財政課処理欄

 

一般分の基礎配分のうち、複数教頭配置に伴う増員教員1名については、実態を加味して、非常勤単価に変更します。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
既査定額 191,252 12,111 0 0 0 0 0 0 179,141
保留要求額 1,483,497 148,349 0 0 0 0 0 0 1,335,148
復活要求額 53,469 2,753 0 0 0 0 0 0 50,716
追加要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留・復活・追加 要求額 1,536,966 151,102 0 0 0 0 0 0 1,385,864
要求総額 1,728,218 163,213 0 0 0 0 0 0 1,565,005

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 1,516,162 149,022 0 0 0 0 0 0 1,367,140
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0