現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成22年度予算 の 農林水産部の[終了]鳥取県の花ブランド化のための切り花および苗もの類の品質保持技術の開発
平成22年度予算
当初予算 一般事業  課長要求      支出科目  款:農林水産業費 項:農業費 目:園芸試験場費
事業名:

[終了]鳥取県の花ブランド化のための切り花および苗もの類の品質保持技術の開発

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農林水産部 農林総合研究所園芸試験場 花き研究室  

電話番号:0858-37-4211  E-mail:engeishiken@pref.tottori.jp

トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
22年度当初予算額(最終) 0千円 0千円 0千円 0.0人 0.0人 0.0人
22年度当初予算要求額 0千円 0千円 0千円 0.0人 0.0人 0.0人
21年度当初予算額 300千円 6,628千円 6,928千円 0.8人 0.3人 0.0人

事業費

要求額:0千円  (前年度予算額 300千円)  財源:単県 

課長査定: 

事業内容

1 事業の概要

(1)消費者にとって切り花の日持ち性や、花壇苗定植後の生育の良否は、購入の際最も重要視する点である。
(2)市場においては、日持ち性の違いによる産地の差別化が進んでいる。
(3)そこで、花き類の日持ち性に及ぼす要因の解析を行い、品目毎に低コストで効果の高い鮮度保持技術を開発する。
(4)また、優先的に取引されるためには需要にあわせて安定出荷できることが求められるため、収穫後の貯蔵技術を検討する。
(5)鮮度保持技術等の確立と普及により、県産花きの信頼性を飛躍的に高め、有利販売を図る。

2 事業の効果

(1)栽培条件が品質と日持ち性に及ぼす影響
トルコギキョウ・発雷後の潅水は日持ち性に影響することが示唆された。
花壇苗・生育良好となる用土の組成が明らかになった。
・鉢上げまでの日長が花数に影響することが示唆された。
(2)収穫後の鮮度保持技術の確立
バラ・前処理剤注1と後処理剤注1の効果的な組み合わせが明らかになった。この結果を基に、市場での実証展示を行った。
・加温したトンネル内で蕾切り開花を行うと、一部の品種は慣行の切り花と遜色なく開花した。
枝物・切り枝促成時の硫酸アルミニウムと糖処理により開花数が増え、花径が大きくなったことから、生産者にマニュアルを示した。
(3)出荷前処理による品質保持技術の開発
花壇苗・出荷前にSTS注2を散布すると、キンギョソウなどの落花が防げたことから、生産者にマニュアルを示した。
シンテッポウユリ・出荷適期前に収穫し、5℃で冷蔵すると2週間程度の貯蔵が可能で、市況をみながらの出荷が可能となった。 
秋冬出荷において、生け水に糖や抗菌剤、STSを添加しても、切り花の日持ち日数は延長しなかった。
    注1:前処理(剤)、後処理(剤)
     切り花の鮮度を保つため、生産者が収穫から出荷までの間に切り花保存剤などを処理することを前処理といい、そのときに使用する処理剤を前処理剤という。小売店や消費者が、店頭や家庭で同様に処理することを後処理といい、そのときに使用する処理剤を後処理剤という。前処理と後処理を的確に行うことで、鑑賞期間がより長くなることが期待される。

    注2:STS
     切り花の老化を抑制し、鮮度保持効果を高める剤。これを花壇苗に散布すると、一部の品目では、切り花と同様の効果が得られることが明らかになった。

3 今後の課題

(1)栽培条件が品質と日持ち性に及ぼす影響
トルコギキョウ・栽培期間中の潅水管理が、切り花の日持ち性に影響することが明らかになったことから、潅水法を詳細に検討し、マニュアル化する。
・温暖化の影響により、秋出荷の日持ちが著しく短いこことから、鑑賞期間延長のための栽培法を確立する必要がある。
シンテッポウユリ秋冬出荷において、生け水に糖や抗菌剤、STSを添加しても、切り花の日持ち日数は延長しなかった。
・鑑賞期間に影響する栽培要因を調査し、蕾が萎れ難い栽培法を確立する必要がある。
花壇苗・温暖化の影響で、夏秋出荷での出荷中の間伸びが問題になっていることから、間伸びし難い栽培法を明らかにする。
・高付加価値化のため、消費者が定植後、株張りが旺盛な苗の栽培法を確立する必要がある。

財政課処理欄

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 300 0 0 0 0 0 0 0 300
要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0