(1)開発マウス支援(コンソーシアム支援補助)
【復活】6,667千円(0)
製薬企業等により構成され、開発マウスの評価を目的に新たに立ち上げられたコンソーシアムが参画企業にマウスを提供するために必要な繁殖依頼経費を助成する。
<補助対象者>コンソーシアム事務局(代表者:調整中)
<補助率>2/3 (課長要求では10/10)
※積算根拠 100万円/社×10社×補助率2/3=6,667千円
(参考)マウス評価等に係る共同研究とコンソーシアムの比較
| 共同研究 | コンソーシアム |
マウス開発 | | − |
マウス繁殖 | 共同研究費
(飼育経費県補助) | 繁殖依頼経費
(県補助:補助率2/3) |
マウス評価 | | マウス評価経費
(コンソ参画企業負担) |
|
(2)「とっとりバイオフロンティア準備室」の運営に係る経
費補助 【追加】10,513千円
とっとりバイオフロンティアの整備が本格化する平成22年度当初から、現地(鳥取大学米子キャンパス内)に県派遣職員を配置する。
(開所後のバイオフロンティアの管理運営の委託を予定する(財)産業振興機構に派遣する。)
要求内訳
・職員人件費(県職員派遣) 7,600千円
・職員旅費 618千円
・事務所賃借料等 920千円
・機器整備 1,120千円
・その他経費 255千円
【開発マウス支援(コンソーシアム支援補助)】
(製薬企業の意見)
○鳥取大学で開発されたヒト染色体マウスは、期待される結果から興味深く思う企業は少なくないが、基礎データがほぼ皆無である現状であり、昨今の経営環境の厳しい状況の下で、全額を負担してまで積極的に評価したいという企業はほとんどいない。
○ただし、県に動物代の一部を御負担いただけるのであればコンソーシアムに参加しやすいという企業も多いだろう。
○また、県がHACマウス事業を支援していることがわかれば、鳥取県が研究・産業育成に真剣に取り組んでおられることが印象付けられるだけでなく、コンソーシアム後にとっとりバイオフロンティアにてさらなる研究を行いたいという動機づけにもなる。
↓
このような意見を背景に、マウス繁殖経費を補助することで、製薬企業等のマウス評価を推進し基礎データの蓄積してもらい、本格的なマウス利用につなげる。
(コンソーシアムでは、参画企業間でデータを共有することにしており、他社分も含めて基礎データの蓄積を進めやすい。)
【バイオフロンティア準備室」運営費補助】
とっとりバイオフロンティアに係る事業は、「バイオフロンティア構想」の主体である県が、関係機関と連携して行おうとしているものであるが、県施策との調整を図った行くために、その中で産業振興機構が大きな役割を担っている。
○産学官共同研究拠点整備事業
とっとりバイオフロンティアに係る施設改修及び実験機器等の整備を、申請主体である県と実施主体である(独)科学技術振興機構(JST)や施設管理を予定している鳥取県産業振興機構が協力連携して行う。
○バイオ関連人材育成プログラム開発事業
バイオ関連専門人材を育成してバイオ関連産業の集積につなげるためのバイオ関連人材育成プログラムを鳥取県産業振興機構に委託する。
↓
このため、とっとりバイオフロンティアに係る事業を県の意向を踏まえながら事業推進していくため、鳥取県産業振興機構に県派遣職員を配置し、JSTや鳥取大学等の関係機関との調整や新たに配置されるバイオマネージャー等と一体的な事業促進、同人員等の管理などを行うことが必要となる。
<想定される主な業務>
@設備等整備までのJSTとの調整
・JSTとの契約等における現地説明等窓口
・技術審査委員会の運営
・据付の際の工事調整、管理
・設備等の検収
・試運転等の立会
・事業運営委員会の立上げ
Aバイオフロンティアに関する事業
・県、鳥取大学、入居予定企業等との連携に関する調整
・施設利用マニュアル等の作成
・バイオ人材育成プログラムの統括
・バイオ専門職員の管理