金融危機の中でも自動車販売台数が世界一になるなど、中国の消費力は力強さがある。中国政府の経済対策などにより内需が拡大しており、GDP規模は、日本を抜いて米国に次ぐ世界第2位に浮上すると見られている。
特に、中国経済の中心である上海及び周辺地域(江蘇省、浙江省)の常住人口は1億4500万人と日本の人口規模を上回り、また、富裕層も多い地域であるなど、外国製品、特に日本製の工業製品や食品などの需要も増えている。
万博が開催されるなど、世界中から注目される上海は、中国消費市場のショーウィンドーとして更なる発展が期待され、中国全土への波及効果も見込まれる地域である。
また、上海は境港との定期コンテナ航路で結ばれているが、更なる利便性向上(シャトル便)による国際物流機能の強化により、境港の県内企業の競争力を高め、貿易量を増大させ、西日本における主要な拠点・ゲートウェイとなる取組みが必要。