これまでの取組と成果
これまでの取組状況
〈取組〉
○経営改善普及事業の実施
小規模事業者等に対して金融、税務、労働、取引等に関する相談、巡回及び講習会開催等による支援を実施。
○新事業展開支援の実施
創業や経営革新の促進等小規模事業者の自立及び向上発展を推進するための支援を実施。
○均一で高度な経営支援サービスの提供
人材を集中配置して巡回に重点を置いた支援を展開するとともに、チーム支援の実施により、県内どこでも均一で高度な経営支援サービスを提供。(産業支援センター体制の構築)
〈達成状況〉
○巡回相談の強化
事業者のニーズに対応したきめ細かな支援を行うため、窓口相談から巡回に重点を置いた支援へシフトし、相談件数が大幅に増加。
《巡回相談(延べ)件数》
H18:24,865件 ⇒ H19:31,192件 ⇒H20:31,653件
これまでの取組に対する評価
〈自己分析〉
巡回を中心としたチーム支援が主体になり、案件に応じた機動的な支援が展開され、産業支援センター体制移行による成果があがっているものと評価。
なお、商工会の配置人員減により、記帳代行や労働保険事務代行といった日常的な経営支援サービスの低下を懸念する声も聞かれているところ。
■補助金事務の省力化が図られたことで経営支援業務へ傾注することが可能となり、その結果、巡回件数や経営革新計画の承認件数が増加。
■地域全体の底上げを図るような広域的な経営戦略の策定支援へ経営支援専門員等が積極的に参画。
■急激な外部環境の変化(金融危機による資金繰り、雇用環境の悪化)等により、計画していた事業に替えて、事業者ニーズ等により優先順位を勘案した、より効果が期待される取組の展開。
【例】
・雇用環境悪化に伴う雇用調整助成金制度説明会の開催
・改定された金融検査マニュアル説明会の開催
・緊急保証制度の保証枠拡大等に伴う融資メニュー紹介パンフレットの作成
■地域課題に即した試行的な取組が散見
【例】
・職業意識の醸成(将来の起業家育成、地域商工業の後継者対策)
…小学校を対象に、将来の起業意識を喚起する体験学習を実施