現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成22年度予算 の 商工労働部の技能振興事業費
平成22年度予算
当初予算 一般事業  部長要求      支出科目  款:労働費 項:職業訓練費 目:職業訓練総務費
事業名:

技能振興事業費

将来ビジョン関連事業(ひらく/いきいきと働ける就業環境)

もどる  もどる
(この事業に対するご質問・ご意見はこちらにお寄せください)

商工労働部 雇用人材総室 労働政策室  

電話番号:0857-26-7222  E-mail:koyoujinzai@pref.tottori.jp

トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
22年度当初予算額(最終) 55,737千円 12,909千円 68,646千円 1.6人 0.0人 0.0人
22年度予算要求額 55,737千円 12,909千円 68,646千円 1.6人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:55,737千円    財源:国1/2・単県  (要求額の内訳)  復活:55,737千円

部長査定:計上   計上額:55,737千円

事業内容

1 事業概要

県民生活及び県内産業の基盤を支える技能者の技能水準の向上と地位向上を図るとともに、技能尊重機運の醸成を図る。

    《主な内容》
    @技能検定を実施する鳥取県職業能力開発協会への補助
    A技能士団体等による技能向上の取り組みへの補助
    B技能士制度の普及啓発

2 課長査定結果

(1)計上額:ゼロ(理由:行政刷新会議の「事業仕分け」において「予算縮減」との評価を受けており、国の財源が不透明であるため計上を見送ります。技能士の方々の実情を把握した上で行政の関わり方、支援のあり方について検討してください。)

(2)対応
ア 職業能力開発協会補助金(国庫1/2・単県 事業仕分影響有)
 技能検定を行う職業能力開発協会へ運営費、検定経費等を補助
◎国庫補助事業(技能検定経費、技能振興経費)
 【事業仕分けの影響】
  @H22国庫補助金額はH21交付実績比2割減の見込み
   →19,780千円×0.8=15,824千円(H22国補助上限)
  A国庫補助対象事業は、技能検定業務に収斂(県独自の技能振興施策は国庫補助対象外に)
【県の対応】
  国庫補助上限額の範囲内で事業を実施できるよう見直し
  《見直し内容》
  @国庫補助が財源の技能祭、鳥取の匠、TVCMは廃止
  A人件費の削減(専務理事兼事務局長→事務局長)
  B受検者の少ない試験区分は隔年実施とし経費節減(112区分→80区分) 
  Cその他出張旅費、印刷代、消耗品代等を節減

◎単県補助事業
 ・江原道技能交流事業

  技能振興施策全体の見直しを行うため休止

 ・高校等在校生の技能検定受検料減免拡大による職業能力開発協会の収入減額分を補助(新規)

   ※詳細は3を参照

 ・技能競技大会(技能五輪・グランプリ)経費補助
 他都道府県の技能者と競合することで技能向上のモチベーションアップにもつながり、ひいては県内産業の人材基盤の強化にもなるので、継続して補助。

イ 技能振興推進事業補助金(単県 事業仕分影響有)
 自ら技能の向上や普及を行う技能士団体等の活動を支援(技能士会連合会への間接補助金)
 @各技能士会が行う技能研修会、技能に係る展示会やものづくり体験教室、技能競技大会に係る経費を補助(上限1団体500千円×10団体分)
 A技能士会等による先進的な技能振興活動に係る経費を補助(300千円)
 B認定職業訓練を受けさせる事業主に初年度入校経費を補助(750千円)

 C技能士会連合会が設置する統括技能アドバイザー人件費を補助(657千円→ゼロ)

 D技能士会連合会の本事業に係る事務経費を補助(104千円)


【事業仕分けの影響】
  全国技能士会連合会が実施する技能アドバイザー制度への国庫補助金廃止
【県の対応】
@統括技能アドバイザー人件費に係る補助廃止
A研修、展示会補助等その他の補助については従来通り実施
・研修会、展示会等の実施に当たっては金銭面、人的な面での団体負担も多くこれ以上の負担増は団体によっては事業実施が困難

ウ 認定職業訓練助成事業費補助金(国庫1/2・単県 事業仕分影響無)
認定職業訓練を行う団体(建築大工、左官、自動車整備等7団体)に対し、訓練に係る経費を補助(H22訓練生見込数:164人)。後継者育成に必要であり、引き続き補助する。
事業概要
要求額(千円)
○国庫補助事業分
雇用保険に加入している5人以上の訓練生の訓練に要する経費
12,513(13,840)
○単県補助事業分
5人以上の訓練生で、家族従事者等で雇用保険に加入できない訓練生に要する経費
714(1,689)
○県事務費
300(300)
合計
13,527(15,829)

エ 建設技能士育成支援事業(単県 事業仕分影響無)
建設関係35職種で1級技能士の指導の下で2級以上の技能検定合格者を育成した事業主へ奨励金を支給するのに要する経費(奨励金・5人分・220千円+事務費・15千円)

※1:補助事業者は職業能力開発協会
※2:H21後期分の合格者に係る奨励金の支給をもって廃止(H19年度から3年間の事業)

オ 技能者顕彰(名工展、「優れた技能者」「鳥取マイスター」など技能者の表彰 事業仕分影響無)

 優れた技能を有する者の顕彰は、他の技能者の技能向上のモチベーションアップにもつながり、ひいては県内産業の人材基盤の強化にもなるので、継続して実施。(1,143千円)

 なお、名工展は例年技能祭内で実施してきたが、専門校祭など他のイベントとあわせて実施。

カ 県技能検定事務費(国庫10/10 事業仕分影響無)

  県知事名で発行する技能検定合格証書の印刷代など

  (340千円)

3 【新規】在校生技能検定受検料減免拡大


(1)内容
県内の高等学校等に在籍する者に係る技能検定実技試験の受検手数料の減免幅を拡大する。
級区分
現行の減免率
改正後の減免率
2級
なし
2/3
3級
1/3
2/3
《減免の例》
一般:15,700円→5,200円(現行:10,500円)
※職種によって金額は異なる

(2)目的
地元企業の人材ニーズのある職種、県産業施策として集積を目指している職種の若年人材を確保し、県内産業の発展に寄与する(対象職種:機械加工、電子機器組立て、造園等10職種)

(3)背景
@県立専門高校では技能検定合格を目指した授業を実施しているが、受検料が高く受検をためらう生徒が多い。
A企業の技能士資格への評価は高く、受検者数(合格者数)増加により高校生の就職率アップに繋がる。
B在校生が3級を受検する場合は減免措置があるが、H16に在校生の2級受検が可能になった後も2級の減免措置はないまま。

(4)財政的負担
職業能力開発協会の手数料収入の減額相当額(1,410千円)を単県で補助(249人分)

4 【臨時】技能振興に係る実情把握等調査委託事業 緊急雇用創出基金事業


(1)背景
【県の主要事業評価・事業棚卸し】
「本来、民間・団体が取組むべきものと考えられるが、技能士等の実情も把握した上で行政の関わり方、支援のあり方について検討が必要。」(最終報告書)
(2)実施目的
県内各技能士会及び技能士の活用を図る企業等における技能士活用の課題やその対応策をとりまとめ、鳥取県が行う技能振興策の基礎資料を得る。(鳥取県職業能力開発協会へ業務委託 H22.4〜H23.3)。
(3)事業内容(調査内容)
《各技能士会への調査》
・技能士の活用に係る現状、問題点、対応策
・後継者育成に係る現状、問題点、対応策
                             など
《企業への調査》(抽出調査)
・社員の技能習得の支援状況、社内での技能士活用状況
・技能士の活用に係る現状、問題点、対応策
・後継者育成に係る現状、問題点、対応策
                             など

復活要求額一覧



 

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

1 技能検定
・公的な職業能力評価制度として職業能力開発促進法に基づく技能検定を鳥取県職業能力開発協会が実施(県から事務委任)

2 技能向上対策
 ・事業主団体が実施する認定職業訓練の運営費補助や建設技能士育成支援(H19〜21)等で新たな技能士を育成支援
 ・事業主団体が実施する研修・競技大会等への補助や日韓技能交流で技能向上を支援

3 技能普及啓発
・技能士の顕彰や地域・学校等のものづくり教室への技能士派遣により技能の普及啓発を実施
・事業主団体等と共催する鳥取県技能祭を開催し、技能の重要性を普及啓発
・特に「技能士」自体の認知度が低いため業務減少・後継者不足の一因となっていることから平成21年度から技能士のPR等を実施(技能祭での実演コーナーの充実、CATVのCM、事業所ステッカー)

これまでの取組に対する評価

1 技能検定や技能向上対策については、技能振興の基盤をなすものであり、継続していくことが必要。

2 さらに技術の伝承等を充実させるためには県民に技能の重要性 を広く周知することが、不可欠であり、普及啓発の取組は継続することが重要であり、技能士団体からの要望を受けながら普及啓発を一層充実する必要がある。
                    ↓
県の事業棚卸しにおいて、本来民間が実施すべきものであり、技能振興事業について行政の関わり方、支援のあり方を検討すべきとされ、かつ国庫補助事業の補助対象外になる
                    ↓
技能振興事業は一旦休止し、23年度以降の技能振興施策のあり方について検討する


3 建設技能士育成支援事業は利用が低迷(平成21年度後期分の支給を年度当初に行い、廃止)

工程表との関連

関連する政策内容

技能の重要性を広く県民にPRし、県内技能者の社会的地位の向上促進

関連する政策目標

技能士の知名度の向上

財政課処理欄


 見直し内容について十分に説明を行い、関係者の理解を深めてください。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
既査定額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
復活要求額 55,737 22,420 0 0 0 0 0 0 33,317
追加要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留・復活・追加 要求額 55,737 22,420 0 0 0 0 0 0 33,317
要求総額 55,737 22,420 0 0 0 0 0 0 33,317

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 55,737 22,420 0 0 0 0 0 0 33,317
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0