6月補正予算 一般事業  課長要求      支出科目  款:民生費 項:生活保護費 目:生活保護総務費
事業名:

保護行政費

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福祉保健部 福祉保健課 保護係  

電話番号:0857-26-7144  E-mail:fukushihoken@pref.tottori.jp

トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト(A+B) 従事人役
現計予算額 45,134千円 95,202千円 140,336千円 11.8人
補正要求額 14,134千円 1,657千円 15,791千円 0.2人
59,268千円 96,859千円 156,127千円 12.0人

事業費

要求額:14,134千円    財源:国10/10、単県 

課長査定:計上   計上額:14,134千円

事業内容

1 事業概要

生活保護行政の適正運営を推進するため、生活保護業務データシステム及び生活保護等版レセプト管理システムを導入する。

      ※完全運用は23年4月
    (1)生活保護業務データシステム
     厚生労働省が福祉事務所の生活保護システムを活用し、福祉事務所及び自治体のデータを一括して定期的に収集し、厚生労働省、自治体及び福祉事務所で共有するデータベースを構築。そのデータベースからのデータの取り込み、閲覧等をするため既存の生活保護システムの改修を行う。

    (2)生活保護等版レセプト管理システム
     従来、診療報酬支払基金から紙でレセプトを受領していたが、レセプト電子化に対応するため、電子レセプトを受領するための関連機器の購入及び既存の生活保護システムの改修を行う。
     ※国の「IT新改革戦略」(平成18年1月19日IT戦略本部)に基づき、医療機関・薬局と審査支払機関の間、審査支払機関と保険者の間のレセプトの提出及び受領について、平成23年度当初から原則としてすべてのレセプトについてオンラインで提出、受領することとされた。

2 導入のメリット

生活保護業務データシステム・データの自動集計により調査、報告関係業務 の効率化が可能
(年に1度報告している統計データが、毎月の報告となる)
・保護動向、生活関連指標の随時把握が可能
・長期のデータを保存することにより、容易に経 年のデータの抽出及び分析が可能
生活保護等版レセプト管理システム・パソコン画面上でレセプトを点検することで、 点検作業の効率化が可能
・資格点検を自動的に行うことができる。
・年間約18,000枚(県分のみ)のレセプトがペーパレスとなる
・審査支払手数料が1枚当たり10円程度安くなる
・現在行っているレセプトのデータ入力が不要となる

3 補正要求額  14,134千円

(1)生活保護業務データシステム(国10/10)
     生活保護システムの改修   2,100千円

(2)生活保護等版レセプト管理システム(国10/10、単県)  
内 訳  金額(千円) 財  源



レセプト管理システム用機器
5,480
国10/10
レセプト管理システムセットアッ
プ費用等 
3,180
単県
生活保護システムの改修
1,890
国10/10



機器保守
       409
単県
レセプト管理システム保守
802
接続回線等保守
273
 計
12,034
   国庫補助対象経費    7,370千円
   県 費            4,664千円

※(1)及び(2)のシステム導入に係る生活保護システムの改修  を同時に行わないと国庫補助の対象とならない。
 

4 補正理由

<生活保護業務データシステム>
平成23年度以降、現在年1回の報告をしている統計、生活保護世帯の実態調査等が毎月報告に変更されることに伴い、県本庁及び県福祉事務所の業務が約1,430時間増加することが見込まれる。生活保護業務データシステムを導入することにより、これらの作業を自動集計することができ、大幅な業務量の増加を回避することができる。
<生活保護等版レセプト管理システム>
レセプトを電子データで受領することにより、点検作業を効率的に行うことができ、医療扶助の適正化に役立つ。

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

◆生活保護業務データシステム
<現状>
・現在の生活保護システムは、生活保護業務の増加(関係機関に対する照会業務の増加等)に対応するため、本県においては全福祉事務所が平成14年度に国のモデル事業で導入。

・しかしながら、この間も統計(福祉行政報告例など)、調査(全国一斉調査)等は、一部集計機能はあったものの、基本的には紙ベースによる手作業により行ってきた。

<導入の背景>
・近年、経済雇用情勢の悪化により、生活保護受給世帯が増加し続けており、本県においても平成21年度だけで419世帯増加し、世帯の抱える課題も多様化、複雑化してきている。
→適切な生活保護行政を推進していくためには、国、自治体、福祉事務所において生活保護に関係するデータの分析が不可欠

・生活保護受給世帯の増加に伴う業務量の増加
→生活保護業務のIT化を図り、業務の効率化を図ることが重要

・多様なデータを1つに集約することにより、従来は困難であった福祉行政報告例と全国一斉調査のクロス集計や福祉事務所単位での分析が容易となるなど、より多くの集計及び分析が可能となる。

◆生活保護等版レセプト管理システム
<現状>
・レセプトの点検は資格、内容点検ともに医療担当事務職員、ケースワーカー、レセプト点検員が紙のレセプトを1枚ずつ点検
・レセプトの情報は本庁の非常勤職員が手入力

<導入の背景>
・医療扶助レセプトの電子化は、事務処理の効率化、迅速化を図ることができるとともに、レセプトデータを収集、蓄積することで診療情報を詳細かつ正確に分析することが可能となる。
→医療費の分析は、医療扶助の適正化を図る上で重要

これまでの取組に対する評価

・近年、急激に生活保護受給世帯が増加しているにもかかわらず、受給世帯の詳細な分析がなされていなかった。
→今回の2つのシステムの導入により、国、自治体、福祉事務所ごとで詳細な分析が可能となり、それぞれの課題を明確にすることができる。

財政課処理欄

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
現計予算額 45,134 14,453 0 0 0 0 0 60 30,621
要求額 14,134 9,470 0 0 0 0 0 0 4,664

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 14,134 9,470 0 0 0 0 0 0 4,664
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0