事業概要
<接種の状況>
平成21年度に流行した新型インフルエンザワクチン接種につ いては、平成21年10月より優先接種対象者に対し優先順位に 従い順次行い、その後、平成21年12月に接種対象者が健康成 人にまで拡大され、現在では、すべての者が接種可能となってい る。
<事業概要>
ワクチン接種対象者のうち低所得者等については、当該者に対 して費用軽減措置を行う市町村に対して平成21年度に助成を実 施。
(※ワクチン接種対象者の国方針変更に伴い平成21年11月、2月補正と2回にわけて予算措置)
平成21年度助成対象者は、平成22年3月31日までに市町村へ請求があったものだけであり、平成22年4月1日以降に請求 があったものを平 成22年6月補正予算で対応するもの。
(※年度整理については、国方針が当初予算作業までに決まらなかったため6月補正での対応となった。)
補正要求額
健康成人等の低所得者に対する助成拡大による額の計上
H22.3以降に接種するであろう 接種費(1回分) 補助率
健康成人のうち低所得者数
1,261人 × 3,600円 × 3/4
安全率
× 1.1 ≒ 3,746千円
積算根拠
(1)H22.3以降に接種するであろう健康成人等のうち低所得者数
ワクチン累計 H21.10〜H22.2の ワクチン 本県低所得
供給量 累計接種者数 在庫量(見込) 者割合
( 150,386 ― 134,089 ― 9,000 ) × 0.2
全国健康成人 全国低所得
低所得者割合 者割合
× ( 0.19 ÷ 0.22 ) ≒ 1,261人
(2)補助率
・ 財源負担は、国1/2、県1/4、市町村1/4。
・ 市町村に対する補助額(国及び県負担分)を予算計上。
補正要求の経緯
・ワクチン接種対象者の変更に伴い、平成22年1月から健康 成人に対するワクチン接種可能となり、新たに対象者となった者のうち低所得者への助成措置を行うため2月補正予算計上したものの年度内に事業完了が見込まれないと判断し、繰越要求を行っている。
・その後、国から平成22年3月請求分を平成21年度予算で平成22年4月以降請求分を平成22年度予算で対応すること、国予算については本省繰越する旨の方針決定の連絡があったため平成22年4月以降請求分について当初予算作業に間に合わず、平成22年6月補正予算で対応することとになった。
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
新型インフルエンザワクチン接種については、平成21年10月から優先接種対象者に対して順次ワクチンを接種しており、低所得世帯等の者に対して市町村が費用負担助成を行う経費の助成を行った。
また、平成21年12月には接種対象者に優先接種対象者以外の健康成人等も追加され、それに伴い低所得者に対する費用負担助成も拡大された。
H21年度予算額 : 362,065千円
(11月補正)331,815千円…優先接種者
( 2月補正) 30,250千円…健康成人等
これまでの取組に対する評価
当助成事業により、低所得者のワクチン接種が促進され、感染拡大の防止に資することとなった。
H21年度助成実績 :(交付先)19市町村
(交付額)145,217千円
H21年度予算残額 : 362,065千円−145,217千円
=216,848千円(執行率40.1%)