1 補正予算要求理由
これまで、臓器提供意思表示カード所持、PR等臓器移植について普及啓発を行ってきたところであるが、実際の提供には至っていない。
平成22年7月の改正臓器移植法(本人の意思が不明な場合も家族の承諾があれば臓器提供できるようになる等)の施行の機会を捉えて移植医療の推進を図るため、県民に制度改正の内容や意思表示の必要性を集中的にPRする。
2 事業概要
(1)東部及び西部地区で運行されているバス車体に標語、デザインをラッピングし、3か月間運行する。
(掲載・広報内容)
・7月の改正臓器移植法施行内容
・意思表示カードの意思表示啓発
(2)東部、中部及び西部で、移植を受けた子どもたちの作品展(8月・9月)の開催期間中に併せて、生体移植を受けた方のミニライブ(弾き語り)を実施する。
(財)鳥取県臓器バンク運営費補助金 2,033千円
【事業主体】(財)鳥取県臓器バンク
【補助率等】県10/10
(単位:千円)
| 当初予算額 | 補正要求額 | 補正後額 |
人件費 | 7,966 | − | 7,966 |
活動費 | 2,456 | 2,033 | 4,489 |
計 | 10,422 | 2,033 | 12,455 |
3 算出根拠
・ラッピングバス(東部1台・西部1台) 1,733千円
制作費 600千円/台
広告掲載料(3か月間) 225千円/台
825千円×2台×1.05=1,733千円
・ミニライブ(弾き語り)(東部・中部・西部) 300千円
報酬 50千円×3日
機材賃借料 50千円×3日
計300千円
4 全体広報
この臓器移植法の施行を契機に、テレビCM等の広報課で対応可能なものは、最大限に活用することとし、また、毎年行っているイベント等でも広報を行うこととするが、東部及び西部地区で運行されているバス車体に標語、デザインをラッピングして、更なる普及啓発を行っていく。
(広報課予算で対応)
・テレビCM、ラジオCM、新聞、県政だより
・ケーブルテレビ(高校生講座DVD放映、作品展放映)
(イベント等での広報):規定予算で対応
・臓器移植普及推進月間(10月)に街頭キャンペーン
・グリーンリボン公開講座(11月)
・移植を受けた子どもたちの作品展
・出前講座の開催 等
5 その他の取組
移植医療の推進を図るため、院内コーディネーターを設置する。
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
○意思表示カード所持、意思表示の普及啓発
・臓器移植普及推進月間等に県内各所でカード配布
・ガイナーレ鳥取オリジナルカードを作成し、試合会場等で配布
・グリーンリボン公開講座を開催し、カードの所持、記入方法等説明を行った。
○県民への移植医療にかかる理解の推進
・福祉施設関係の職員、医療系の学生、市民団体等を対象に出前講座を行った。
・グリーンリボン公開講座を開催し、体験談など移植医療にかかる普及啓発を行った。
・「移植を受けた子どもたちの作品展」を開催し、新聞・テレビなどに取り上げられた。
○県内の医療機関への移植医療にかかる理解の推進
・県内の病院等を訪問し、移植医療にかかる理解を図った。
これまでの取組に対する評価
・「ガイナーレ鳥取オリジナルカード」、「移植を受けた子どもたちの作品展」など多くの事柄で、新聞・テレビ等に取り上げられることができ、普及啓発の推進を図ることができた。
・多くのイベント等でカードの配布することができた。(H20は前年度の倍以上)
・出前講座を数多く行い、普及啓発の推進に取り組んでいる。
・病院等医療機関への訪問を数多く行い、移植医療にかかる理解を図っている。
→このような取り組みの結果、コーディネーターに複数の情報が寄せられたが、実際の提供には至らなかった。
*平成22年7月の改正臓器移植法の施行を契機に集中的に広報することで認知度を高めていく。