高齢により心身機能が低下している方の免許返納を促進するため、高齢運転免許返納者の支援等に取り組む市町村に対して、モデル的に支援を行い、事業効果の検証と普及を図る。
(1)現状
○増加する高齢者事故
→交通事故死者数に占める65歳以上の割合は平成16年以降、5年連続して50%以上
○増加する高齢ドライバー
→高齢者の免許人口は平成16年は約5万4千人、平成21年9月は約6万6千人と、5年で1万2千人増加
※鳥取県の高齢化率は25%(全国13位)
○加害者にも被害者にもなる高齢ドライバー
→高齢ドライバーによる死亡事故は9件で死亡事故件数の30%を占める(H21年10月28日現在)
死者数は30人で昨年に比べ+4人
(2)課題
○高齢による心身機能が低下している運転者の対策
→高齢者事故を減少させるためには、身体機能の衰退や判断力の低下した歩行者、運転者に対する交通安全教育に加え、安全な運転に自信のなくなった高齢者に対して自主的に免許返納を促すことが必要。
本県では、高齢免許人口は増加しているものの免許返納者は毎年100人前後と変化がないことから、高齢者が進んで免許を返納できる環境整備が必要。