○鳥取県は緑豊かな自然に恵まれ、“名水”と呼ばれる良好な水環境が多く存在し、昔から人々に親しまれ大切に引き継がれている。その多くが地下水・湧水で、特に大山周辺地域に集中。
○大山周辺地域に地下水利用を目的とした企業の進出が相次いだことを契機に、県内の地下水・湧水への関心が高まっている。
○上記を受け、H19年度から「持続可能な地下水利用検討事業(水・大気環境課)」で、鳥取大学の関連分野の専門家とともに、大山南西麓と鳥取平野を対象に、地下水の量や収支等を把握するための調査研究を実施。この結果を基に地下水利用の規制等の必要性やあり方が検討される計画。
○上記では水量や収支等が検討材料。水質やその形成過程や周辺の自然環境は考慮されない。
○地下水・湧水の良好な水質は周辺の自然環境によって形成されると考えられ、もっと目を向けられるべきであるが、水質形成や水循環、周辺の自然環境との関係について不明。