現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成22年度予算 の 生活環境部の八升豆に含まれる機能性成分の検索
平成22年度予算
当初予算 一般事業  課長要求      支出科目  款:衛生費 項:公衆衛生費 目:衛生環境研究所費
事業名:

八升豆に含まれる機能性成分の検索

もどる  もどる
(この事業に対するご質問・ご意見はこちらにお寄せください)

生活環境部 衛生環境研究所 食品衛生室  

電話番号:0858-35-5421  E-mail:eiseikenkyu@pref.tottori.jp

トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
22年度当初予算額(最終) 0千円 0千円 0千円 0.0人 0.0人 0.0人
22年度当初予算要求額 1,847千円 3,227千円 5,074千円 0.4人 0.0人 0.0人
21年度当初予算額 0千円 0千円 0千円 0.0人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:1,847千円  (前年度予算額 0千円)  財源:単県 

課長査定:ゼロ 

事業内容

1 事業の概要

 八升豆に含まれる機能性成分の解明を行うことで、栽培及び利用をすすめる。


     八升豆は、パーキンソン病の治療に有効なL-DOPAを多く含むことが知られている。インド版の漢方医療であるアーユル・ヴェーダの代表的な薬草でもある。

     八升豆とは、一株から八升収穫できるというところからこのように呼ばれている。収穫量が多い上、やせた土地でもよく育ち、連作障害がないという特徴がある。

     以上のことより、機能性食品としての利用が期待され、その利用価値によっては、休耕地の利用を促進することができる。

    (1)抗酸化活性能の評価及び活性物質の検索

    (2)機能性活性能の評価及び活性物質の検索

2 事業の必要性

 八升豆の機能性については、L-DOPA以外の機能性についての詳細は調べられていない。
 機能性成分を含んでいることが期待されるので、八升豆の特性を生かし八升豆の栽培、利用を進めて行く。


・機能性食品の開発
 八升豆の新しい機能性を発見し、機能性食品として利用。

・鳥取県の新たな特産物として期待
 調理法や加工法などのおいしく食べる方法も研究することで、新しい特産物となる可能性がある。

・休耕地の利用が可能
 やせた土地でもよく生育することから、休耕地を利用して栽培することができる。

3 事業の効果

(1)八升豆に機能性成分が含まれることがわかり、その成分を抽出することで新たな機能性食品を開発することができる。

(鳥取大学と連携)
 
(2)機能性効果のある八升豆自体を食材として普及させることができる。
(鳥取短期大学と連携)

(3)休耕地を有効活用できる。
(農林水産部と連携)

4 事業期間及び経費

区分
事業内容
事業費(千円)
H22年度(要求)抗酸化活性の測定
機能性成分の同定
1,847

5 共同研究機関

鳥取大学農学部(機能性活性能の評価)
鳥取短期大学(一般的な食材としての調理法の検討)

6 用語説明

(1)パーキンソン病
 脳の黒質のドーパミン神経(ニューロン)の細胞死によって、その神経終末が分布する線条体で、神経伝達物質のドーパミンが減少することにより起こる。高齢者に多発する運動障がい(手足のふるえなど)である。アルツハイマー病に次いで多い神経変性疾患で、我が国での発症頻度は10万人当たり約100人と推定されている。(化学と生物 Vol.40, No.2, 2002より)

(2)L-DOPA(L-ドーパ)
 ドーパミンの前駆物質。パーキンソン病で不足しているドーパミンの補充に使われる。

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

 八升豆の機能性については、L-DOPAを多く含むことは知られているが、その他の機能性についてはわからない状況である。
 鳥取大学で八升豆の機能性と栽培について、研究を始められており、機能性食品としての有用性を示唆するデータがとられている。

これまでの取組に対する評価

 八升豆の機能性が明らかとなり、その活用策を見つけることで休耕地の有効利用に期待がもてる。

工程表との関連

関連する政策内容

危機管理対応として県民の安全確保に資する調査研究

関連する政策目標

食品の安全管理・評価に資する研究成果

財政課処理欄


八升豆は、栽培方法、特性、収量、県内の農業者のニーズが不明であること、現地での試験結果も芳しくないことから、現段階では県内での栽培の普及性が判断できないため、計上を見送ります。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 0 0 0 0 0 0 0 0 0
要求額 1,847 0 0 0 0 0 0 0 1,847

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0