(1)緑色ガラス瓶やブラウン管ガラス等の電気電子系ガラスには、重金属が添加されており、リサイクルが困難である。
(2) 特に、テレビの需用はブラウン管テレビから薄型テレビに急速に転換し、2011年アナログ停波に伴い大量の廃ブラウン管ガラスが発生する見込み。また、将来的には薄型テレビの排出量も増加する。
(3) 家電リサイクル法において、廃ブラウン管テレビのリサイクル率55%が規定されており、これを達成するには、ガラスのリサイクルが不可欠。
(4) そこで、これらの重金属を分離する技術を開発し、環境安全性の高い製品(発泡ガラス)に再生利用していく必要がある。
(5) 本研究により、これらの廃ガラスのリサイクルの推進への寄与が図られる。
(6) また、リサイクルした発泡ガラスに、新規の機能性を付与することにより、付加価値を高めることも必要である。
(1) 従来リサイクルが進まず問題となっている廃ガラスのリサイクルの推進に寄与できる。
(2) 鳥取県で新規の環境産業の創出、県内の地場産業の育成につながる。
(3) 鳥取県の特許の利用拡大につながり、特許実施料として収入が見込まれる。