現在の位置: 予算編成過程の公開 の 平成22年度予算 の 農林水産部の食のみやこ農産品育成支援事業
平成22年度予算
当初予算 一般事業  課長要求      支出科目  款:農林水産業費 項:農業費 目:農作物対策費
事業名:

食のみやこ農産品育成支援事業

将来ビジョン関連事業(ひらく/食のみやこ鳥取県)

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農林水産部 生産振興課 果樹担当  

電話番号:0857-26-7417  E-mail:seisanshinkou@pref.tottori.jp

トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
22年度当初予算額(最終) 3,692千円 5,648千円 9,340千円 0.7人 0.0人 0.0人
22年度当初予算要求額 3,942千円 5,648千円 9,590千円 0.7人 0.0人 0.0人
21年度当初予算額 3,628千円 9,114千円 12,742千円 1.1人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:3,942千円  (前年度予算額 3,628千円)  財源:単県 

課長査定:計上   計上額:3,692千円

事業内容

1 事業内容

(1)生産技術確立実証対策


    県オリジナル新品種の普及段階で発生したトラブルを解決するため、技術対策を現地で実証。
    また、鳥大と共同で梨新品種のアピールできる特性を解明。

    ア 普及拡大段階における技術の確立と実証(県設置)

    【実証課題】

    • ねばりっこの植え付け時期の適正化、過繁茂対策
    • ノイバラの誘引方法の改善、施肥技術の確立
    • ツルウメモドキの混植割合を変えた実付きの検討
    • なつひめ、新甘泉への更新方法に応じた施肥等栽培技術
    →次世代鳥取梨産地育成事業で対応

    【事業主体】県(普及所)

    【計画設置数】 4か所(ねばりっこ)

              1か所(ノイバラ

              1か所(ツルウメモドキ)

    要求額 192千円


    イ 梨新品種オリジナリティーの解析

    新品種は知名度を高めることが急務。新たなセールスポイントとして日持ち性や機能性など消費者の求めるオリジナルな価値を解析し、新品種のブランド確立を加速。

    【委託研究内容】

    1.新品種の日持ち性解明と輸出適応性調査

    鳥大育成新品種の日持ち性、長期輸送適性を明らかにし、輸出の適応性及び技術を確立

    2.新品種等の機能性解析

    既存品種、鳥大及び県育成新品種のポリフェノールやビタミンなど機能性物質を分析し、消費者の健康志向への対応と加工用原料としての可能性を模索

    3.温暖化に対応した新品種の育成

    4.温暖化に対応した主要梨品種の休眠打破技術の開発

    【事業主体】 県(鳥取大学と共同研究)

    要求額2,500千円

    ※鳥取大学に委託する理由
    遺伝資源やオリジナル品種を育成保有しており、これまでの成果を活かすことによって効率的な調査が可能であり、新品種に係るノウハウの流出を防止

(2)市場適応性調査


新品種の栽培に踏み切るための判断材料として、農家が行う市場性や加工性に係る調査を支援。

【実施主体】農業者、生産組織、生産部

【補助率】 1/2以内

【補助金額】1件当たり250千円(上限)

【対象事業】消費者のニーズ調査、市場関係者からの意見聞き取り、 流通関係者のモニタリング、加工適性調査

要求額 1,250千円 (250千円×5件)

2 現状・課題

(1)オリジナル品種の登場
「なつひめ」「新甘泉」「秋甘泉」、鳥大育成品種「早優利」「瑞鳥」「優秋」など

(2)オリジナル新品種を地域のブランドとして育成し、産地化を促進(地域ブランド農産品創出支援事業)

(3)しかし、新品種を現地導入し普及拡大する途上で、新たな問題や課題が発生

→産地化をすすめるためには的確な解決策が必要

(4)「食のみやこ鳥取県」を実現するためにも、県オリジナル品種の開発と産地化に向けた取り組みを促すことは重要な課題

→一部事業継続が必要

(5)鳥大育成新品種が品種登録申請(H21年3月)

→ブランドとして早期かつ加速的に確立するためには、多様な価値を付加し商品力を高めることが必要。

3 事業の目的

新品種のオリジナリティーの解析や栽培技術確立そして市場性調査による販路の見極めをすすめる。また普及段階で発生した問題を解決することでスムースな普及を図り、「食のみやこ鳥取県」の実現につながるオリジナル品種の育成と産地化を促す。

4 実施期間

平成21〜23年度

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

【生産技術確立実証対策】
H19年度 2,780千円
《委託研究関係》
アジア梨遺伝資源銀行で育成した梨の新品種(系統)の特性を把 握するとともに、現地において栽培実証ほを設置し二十世紀梨の後継となりうる品種を選抜
    
H20年度 2,950千円
《委託研究関係》
アジア梨遺伝資源銀行で育成した梨の新品種(系統)の特性を把握するとともに、現地において栽培実証ほを設置し二十世紀梨の後継となりうる品種を選抜

【市場適応性調査】
H19年度 4件 270千円
  花き振興協 「とっとりの花」商標登録
  花き振興協議会 モニター調査:大阪、広島
  JAいなば佐治支店果実部 梨新品種の試食調査:鳥取市内 
  JA鳥取中央長芋生産部 ねばりっこの試食調査:鹿児島
 
H20年度 3件 456千円
  JA鳥取中央三朝地大豆生産部 地大豆の成分調査
  八頭町柿生産部協議会 柿新品種の試食調査:広島
  JAいなば郡家支店果実部 梨新品種の試食調査:大阪

これまでの取組に対する評価

【生産技術確立実証対策】
○新品種のオリジナリティーの解析や栽培技術確立により、新品種の普及に貢献。
○今後の新たな県オリジナル品種の開発と産地化に向けた取り組みを促すためにも引き続き事業の実施が必要。


【市場適応性調査】
○調査結果を生産部、各農家が踏まえることで、当該品種導入の地域ごとの判断に貢献。

○今後も新たな品種が登場する見込みの中、農家の動きをとらえて産地化を推進するために、引き続き事業の実施が必要。

財政課処理欄


     市場適応性調査については、21年度の執行実績等を勘案して21年度同額とします。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 3,628 0 0 0 0 0 0 0 3,628
要求額 3,942 0 0 0 0 0 0 0 3,942

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
査定額 3,692 0 0 0 0 0 0 0 3,692
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0