これまでの取組と成果
これまでの取組状況
<目標>
養成課程学生を対象に、農業に関する知識・技術及び近代的な農業経営を実践する能力を養い、次代を担い指導的役割を果たしうる人材を養成する。
<取り組み>
・農業に関する知識・技術を体系的に習得するための講義・実習による実践教育を実施した。
・「産業として自立できるビジネス感覚に秀でた人材養成」を実現させるため、カリキュラムを平成20年度から次のように改正した。
ア、経済学、経営学系科目の新設・強化
イ、販売マーケティング等著名な講師による公開講座の開設
ウ、一般県民を対象とした聴講制度の開設
エ、先進農家を講師とした「実践農家の経営と展望」講座の開設
・流通販売の学習を強化するために、農大施設内に於いて定期的に販売する「農大市」を新たに開設した。
・無料職業紹介事業により農業法人への就農等、就農率の向上に努めた。また専修学校化に伴い、4年生大学への編入を斡旋した。
これまでの取組に対する評価
<自己分析>
○教育計画に基づき1年生に新カリキュラムによる教育を実施し、高度で専門的な知識・技術を習得させることができた。
○特別講義、実践農業者の経営と展望講座の開催により、学生の農業経営等への関心が高まった。
○聴講制度では、平成21年度は10月まで一般県民延べ73名が聴講し、農業・農大への理解を深めた。
○農大市(年7回)及びイトーヨーカ堂加古川店での販売実習(年2回)により、販売に対する意識付けと経営感覚習得のための学習ができた。
○無料職業紹介事業により、農業法人への求人開拓に努め就農率は平成20年度は昨年度より向上した(59%)。また、専修学校化後、初めて4年生大学へ1人が編入した。
○平成20年度卒業生の就農者数は増加したが、引き続き就農率の向上に努める必要がある。