これまでの取組と成果
これまでの取組状況
<目標>
H21工程表政策目標:付加価値の高い園芸作物生産技術開発
・生育障害対策技術の確立による収量・品質の安定
・低コストで省力的な栽培技術の確立
<研究の取り組み>
・急性萎凋症、裂皮など生育障害対策技術の開発
・着果安定に必要な花粉保存技術の開発
・空洞化防止など品質向上技術の開発
・省力・低コスト栽培技術の開発
<現時点での達成度>
・急性萎凋症:対策はほぼ確立したが、一部の事例が未解決(達成度80%)
・小玉スイカ裂皮:原因解明、対策確立済み(達成度100%)
・着果安定:花粉専用品種は一部で現地導入。保存花粉は農家個々で可能な技術まで至ってない。(達成度70%)
・空洞果防止:発生要因の一部でほぼ対策確立(達成度80%)
・省力・低コスト:ハウス栽培で確立。今後はトンネル栽培の取り組み。(達成度30%)
これまでの取組に対する評価
<園芸験場研究推進会議スイカ研究会における評価>
※委員の主な意見
(1)急性萎凋症の試験は過去の試験との体系付けが必要
(2)気象条件など生産者の努力を超える部分の技術開発を検討して欲しい。
(3)花粉貯蔵技術は結果が早く必要。
(4)大玉スイカの裂果問題の取り組みを。
<自己分析>
急性萎凋症対策など平成16年から長期間試験されてきた経過があったが、試験研究方法を場内試験主体から詳細な現地調査に切り替えることで原因解明と対策確立がここ2,3年のうちに急速に進展。現地では新たな課題が次々と発生しているが、短期間で十分な成果を上げるため焦点を絞った取り組みが必要。
<改善点>
これまで実施していた試験項目を整理し、現地の課題で緊急性の高い試験項目に焦点を絞って実施する。