これまでの取組と成果
これまでの取組状況
<目標>
H21工程表政策目標 高品質果実・野菜生産技術の確立
・ニンジン、サツマイモの高品質・安定生産技術の確立、4月どりブロッコリーの作型開発
<取組内容>
(1)ニンジンの高品質・安定多収栽培技術の確立
・作型別高品質、多収品種の検索
・「ケロイド症」の原因解明と対策技術の確立
・低コスト施肥技術の確立
(2)サツマイモの高品質・生産安定技術の確立と品種適応性
・効率的害虫防除技術の開発
・良食味栽培技術の検討
・良食味新品種の栽培特性の解明
(3)4月どりブロッコリーの作型開発
・播種日、定植日の検討
・適品種の検索
<現時点における達成度>
(1)ニンジン
・根部を食害する害虫を特定し、防除法を確立
・各作型の品種特性を解明
・肥効調節型肥料は低コスト化に有効であったが、収量が減少
(2)サツマイモ
・施肥による食味の向上は不可能
・良食味新品種の栽培特性を解明
(3)ブロッコリー
・一部の品種により4月どりが可能であったが、花蕾の黄変などが発生
これまでの取組に対する評価
<外部評価>
平成20年度外部評価(中間)の結果(8月5日)
○評点 13.7(評点12以上で試験が実施できる)
○評価委員の主な意見
・効果を数字で示すことは困難に感じます。
<自己評価>
・近年、ニンジンでは「ケロイド症」と呼ばれる、表面がミミズ腫れ状になる症状が多発し、出荷量が減少している。発生原因の解明と早急な対策技術の確立が求められている。幅広く情報を収集し、対策を講じる必要がある。
・新しい品種が産地導入されると、これまではなかった問題が発生することが多い。品種試験を行う上で、様々な視点で観察し、試作栽培する必要がある。
<改善点>
・品種選定過程において、栽培上の問題手を併せ検討し、現地適応性の確認を行う。