これまでの取組と成果
これまでの取組状況
<目標>
研修課程短期研修科をH20から設置し、研修生に農業基礎技術・知識を体系的に習得させ、新規就農者を育成確保する。また、農業者等の経営発展のための知識・技術向上及び一般県民等への農業理解を促進する。
<取り組み>
1.「短期研修科」の充実と、研修生の就農支援に取り組む。
○即就農に役立つ効果的なカリキュラムの実施(農業技術に関する基礎的講義と実習、先進農家事例視察、農家留学等)
○個人面談やアンケート等による研修生のニーズの把握
○(財)鳥取県農業担い手育成基金と連携した就農相談会の開催
○新規就農希望者のうち、IJUターン等で、全く農業経験のない方を対象に就農体験研修の実施
2.農業者の営農技術向上のための「農のスペシャリスト講座」や「農業機械研修」、一般県民対象の「食農体験研修」、環日本海諸国で農業技術を習得したい方を対象とした「国際交流研修」を実施する。
これまでの取組に対する評価
<自己分析>
1.短期研修科
○20年度研修生は延べ24名(実人数23名)あり、就農及び就農見込みは21名で、就農率は91%にのぼった。
○農業実習や講義は、指定研修日を中心に各研修生が各自の予定に合わせて申し込む方法をとっており、満足度は高い。要望の高い機械研修の充実を図ることができた。
○受講を修了したIJUターン者が5名あり、全員県内に就農し県の施策に反映できた。
2.一般研修
○「農のスペシャリスト講座」には各回50名程度の参加者があり、新技術やマーケティングについての知識向上に役立った。
○「機械研修」には毎回定員を上回る応募がありニーズは高い。
○食農体験には、毎年延べ3千名程度受け入れており、県民の農業理解に役立っている。
○モンゴル中央県からの農業技術研修生は帰国後指導的役割を果たしている。
<改善点>
○短期研修科の研修生は、新規参入、IJUターンや20〜30代の若年層が増加しており、就農地の確保や研修終了後の技術指導のために(財)鳥取県農業担い手育成基金はもとより、農業改良普及所等との連携、情報交換を密にしていく必要がある。