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平成22年度予算
当初予算 一般事業  課長要求      支出科目  款:衛生費 項:公衆衛生費 目:結核対策費
事業名:

結核予防対策事業

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福祉保健部 健康政策課 感染症・新型インフルエンザ対策室  

電話番号:0857-26-7153  E-mail:kenkouseisaku@pref.tottori.jp

トータルコスト

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 非常勤職員 臨時的任用職員
22年度当初予算額(最終) 36,671千円 54,862千円 91,533千円 6.8人 0.0人 0.0人
22年度当初予算要求額 36,739千円 54,862千円 91,601千円 6.8人 0.0人 0.0人
21年度当初予算額 36,119千円 56,338千円 92,457千円 6.8人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:36,739千円  (前年度予算額 36,119千円)  財源:国1/2他 

課長査定:計上   計上額:36,671千円

事業内容

1 概要

(1) 法施行事務費

    【要求額】3,400千円(3,391千円)
    【事業主体】県
    【財源内訳・負担割合】県10/10
    【事業概要】患者発生時などに保健師が患者家庭を訪問(聞き取り調査など)、保健所が感染症診査協議会結核部会を開催する事務(入院勧告の審査、医療費の公費負担を決定する会議)、結核医療に関する医療機関の指導・検査
    【経費】人件費、旅費、委託料、需用費、役務費、使用料及び賃借料

    (2) 定期外健診・管理健診
    【要求額】6,157千円(7,475千円)
    【事業主体】県(医療機関へ委託)
    【財源内訳・負担割合】県1/2、国1/2
    【事業概要】感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第17条に基づき、患者が発生した際に、接触のあった者に対し健康診断を行う。また、同法第53条の13に基づき、元患者等の結核の状況を調査するための健康診断も実施する。
          平成21年度より完全委託で実施。
    【経費】委託料、旅費、需用費、役務費
    【積算根拠】委託料=H20委託料実績+保健所実施分
              =2,776,048円+1,158,328円
              =3,934,376円

    (3) 医療費の公費負担
    【要求額】19,972千円(16,764千円)
    【事業主体】県
    【財源内訳・負担割合】県3/4、国1/4等
    【事業概要】感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第37条に基づき、入院勧告を受けた者が入院した際に発生する医療費(自己負担部分)を全額負担する。
          感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第37条の2に基づき、その他結核患者の医療費(自己負担部分)について、その一部(5/6)を負担する。
    【対象経費】診察、薬剤又は治療材料の支給、医学的処置、手術及びその他の治療、病院への入院及びその療養に伴う世話その他の看護に要する費用
    【積算根拠】入院患者(法37条)=単価×見込件数
                      =97,096円×173件
                      =16,797,608円
          一般患者(法37条の2)=単価×見込件数
                        =2,683円×1,128件
                        =3,026,424円
    (4) 結核対策特別促進事業
    【要求額】3,253千円(3,178千円)
    【事業主体】県
    【財源内訳・負担割合】国10/10等
    【事業概要】結核予防の促進を目的とした医療従事者研修等の研修会や、普及啓発事業を実施する。
    【経費】報償費、旅費、需用費、役務費、使用料及び賃借料
(5) 結核予防事業功労者知事表彰

    【要求額】40千円(60千円)
    【事業主体】県
    【財源内訳・負担割合】県10/10
    【事業概要】結核予防に多大な功績のあった者又は団体を表彰し、県民の結核予防への意識向上を図る。
    【経費】報償費(表彰副賞)
    【積算根拠】4名分

    (6) 結核予防費補助金
    【要求額】1,797千円(1,661千円)
    【事業主体】県
    【補助率】2/3
    【財源内訳・負担割合】県10/10
    【事業概要】感染症の予防及び感染症の患者に対する医療費関する法律第53条の2第1項の定めにより、私立学校、民間社会福祉施設がその生徒・学生、または入所者の結核健診を実施する際、その費用の一部を補助する。
    【対象経費】結核検診に係る費用
    【積算根拠】平成20年度実績額を基に推計

    (7) 地域で取り組む結核患者服薬支援事業
    【要求額】2,120千円(3,590千円)
    【事業主体】県
    【財源内訳・負担割合】国10/10(補助)
    【事業概要】結核治療において、治療薬の確実かつ継続的な服用は非常に重要である。しかし、患者の自己判断による中断や飲み忘れなどをしてしまうと、菌が薬に耐性を持ち、治療がより困難になったり、第三者への感染リスクが大きくなるなど悪影響が生じる。このため、県が、主に在宅の患者に対して、保健所職員や委託契約を結んでいる訪問看護ステーションの看護師を派遣するなどして確実かつ継続的な服薬を支援・指導する。
      【経費】報償費、旅費、委託料、需用費、役務費、使用料及び賃借料

    2 要求のポイント

    (2) 定期外健診・管理健診
  • 定期外検診・管理検診の受診見込者数の減により、前年度要求額の82%の要求額となった。(H21要求額7,475千円⇒H22要求額6,157千円)
    (3) 医療費の公費負担
    • 医療費の公費負担単価については、要求年度の上期の支払状況から算出しているところであるが、今年度は、一件あたりの治療に要する単価が前年度に比べ高額であったため、単価増となった。なお、治療に要する単価は、患者の入院期間や症状等により大きく変動する。
      入院患者分:88,095円 → 97,096円
      一般患者: 1,807円 →  2,683円

  • これまでの取組と成果

    これまでの取組状況

    【現況】
    本県における結核の状況は次のとおりである。
    <新規登録患者数>
     平成16年 127人(29,736人)
     平成17年 122人(28,319人)
     平成18年 111人(26,384人)
     平成19年  91人(25,311人)
     平成20年  82人(24,760人)
      ※( )は全国の数

    <人口10万人に対する罹患率>
     平成16年 20.8(23.3)
     平成17年 20.1(22.2)
     平成18年 18.2(20.6)
     平成19年 15.2(19.8)
     平成20年 13.8(19.4)
      ※1( )は全国の数
      ※2平成20年は、全国で10番目に罹患率が低い。

    【取組状況】
    ○定期外健診・管理健診
     例年、400件〜500件の検診を実施しており、感染者の発見と感染源の追求や治療を終了した者の再発を早期に発見などに努めている。

    ○医療費の公費負担
     感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第37条及び第37条の2に基づき、年間1,200件程度の結核に係る医療費を負担している。

    ○結核対策特別促進事業
     結核対策に関する研修会等へ参加し、知識を深め、結核対策施策に反映させている。また、医療従事者を対象にした医療従事者研修会を県内3箇所で開催しているが、それぞれ100名近くの参加がある。
     
    ○結核予防費補助金
     感染症の予防及び感染症の患者に対する医療費関する法律第53条の2第1項の定めにより、私立学校、民間社会福祉施設がその生徒・学生、または入所者の結核健診を実施する際、その費用の一部を補助し、結核患者の早期発見等を図る。

     平成20年度には、52施設(4,573名)に対し補助金を交付した。

    ○ 地域で取り組む結核患者服薬支援事業
     結核治療において、治療薬の確実かつ継続的な服用は非常に重要な要素である。
     しかし、患者の自己判断による途中中断や、飲み忘れなどをすると、結核菌が薬に耐性を持ち、治療がより困難になったり、第三者への感染リスクが大きくなるなど悪影響が生じる可能性がある。
     このため、県が、主に在宅の患者に対して、保健師等を派遣するなどして、確実かつ継続的な服薬を支援・指導する。

    これまでの取組に対する評価

    ○定期外健診・管理健診
     感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第17条及び第53条の13に規定される検診であり、結核の早期発見等に効果を発揮している。

    ○結核対策特別促進事業
     各種研修会等に参加することで、先進的な結核対策の施策や他県の状況を学ぶことができ、『地域で取り組む結核患者服薬支援事業』などに反映することができている。
     
    ○結核予防費補助金
     経済的負担を軽減することで、生徒、学生、入所者等に対する健康診断の促進を図ることができた。

    ○ 地域で取り組む結核患者服薬支援事業
     服薬支援が必要な対象者ごとに計画等を策定し、支援を実施している。対象者の状況を勘案し、服薬確認のために訪問したり、電話確認するなどの方法をとり、治療完遂を目指している。

    工程表との関連

    関連する政策内容

    新型インフルエンザ対策等に係る医療体制等の推進

    関連する政策目標

    県民へ新型インフルエンザ等についての情報提供を実施。医療供給体制の整備を図るために関係機関と協議を行う。

    財政課処理欄

     研修会講師の特別旅費と謝金を査定しました。

    要求額の財源内訳(単位:千円)

    区分 事業費 財源内訳
    国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
    前年度予算 36,119 19,464 0 0 0 0 0 0 16,655
    要求額 36,739 19,444 0 0 0 0 0 0 17,295

    財政課使用欄(単位:千円)

    区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
    査定額 36,671 19,444 0 0 0 0 0 0 17,227
    保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
    別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0